「貧困をなくそう、国民が豊かになる政治を」をテーマに12日、南区の京都テルサで講演とパネル討論会&交流会(シンポジウム)がおこなわれ、約50人が参加しました。南区革新懇と下京革新懇(準備会)が共催したもの。
第1部では中村和雄弁護士(市民ウオッチャー京都・幹事)が基調講演。①現代の貧困とワーキングプアの実態、②貧困を克服する労働のあり方、③社会のあり方などについて講演するとともに、デンマークなどへの研修訪問の経験から日本との違い、今後の日本の貧困克服の進むべきあり方などわかりやすく解明しました。
第2部はパネル討論会&交流会。コーデイネーターに日本共産党の井上けんじ京都市議、パネラーに坪井修氏(京都中小業者団体連絡会事務局)、小寺美智子氏(京都パート非常勤ネット代表)、吉川真由美氏(反貧困ボランテイア・立命大学生)の3氏が、また中村和雄氏を助言者に、それぞれの立場からの貧困の実態と、それを克服した経験や問題点、提案など貴重な報告が数多くだされました。
会場からも一昨年の東京での派遣村の経験や京都駅周辺での反貧困ボランテイア活動など献身的に活動している方からの発言や、職場の労働実態の報告など多くの分野からの発言で内容が多面的で豊かな学習交流集会となりました。