「生かそう憲法 守ろう9条 5・3憲法集会in京都」が3日、京都会館で開かれ2400人が参加しました。集会後、四条河原町まで「憲法パレード」を行い、観光客や市民にアピールしました。主催したのは「憲法9条京都の会」で、広範な市民でつくる実行委員会が企画運営しました。
集会では9条の会呼びかけ人で、「憲法9条京都の会」代表世話人の哲学者・梅原猛さん、同じく「京都の会」代表世話人で、安斉科学・平和事務所の安西育郎所長が、9条への思い、日本の平和と安全について語りました。また、大蔵流狂言役者の茂山あきら氏らによる狂言も演じられました。
梅原氏は、軍需工場で九死に一生を得た戦争体験を交えながら、日本を二度と戦争を起こさず、核兵器保有国にさせないためにも、憲法9条を守り抜こうと呼びかけました。
また、政府の東日本大震災復興構想会議特別顧問(名誉議長)でもある梅原氏は、「日本は原爆による犠牲を経て平和国家に生まれ変わった。今度は原発依存から抜けだし、クリーンな自然エネルギーの国に生まれ変わろう。命ある限り、人類が核兵器も原発もなく生き残るための、理想の哲学を語り続けたい」と訴えました。