京都府委員会は7月16日から25日までの10日間、東日本大震災の支援担当地域である相馬地方への支援を強めようと、「相馬支援第一次集中デー」にとり組みました。この10日間のとりくみで75名のボランティアが相馬入り、のべ169日分の活動を展開しました。
現地での支援活動は多彩です。仮設住宅への支援物資届け訪問活動が広がり、そこでは久しぶりに大声で歌った文化のステージ、血圧測定など健康相談が大好評です。また線量計をもって放射能を測定しながらホットスポット周辺住民を訪ねての対話行動、原発ゼロ署名での訪問・対話、ビラ配布からドブ掃除、がれき撤去まで、支援の行動は広がっています。ボランティアに励まされて、現地の皆さんも元気いっぱいです。
中でも文化後援会がとり組んだ、「京野菜と文化お届けたい(隊)」の活動は、現地でも評判となりました。仮設住宅と避難所あわせて五回のミニステージ。ギターにリコーダー、民謡、人形劇、アコーディオン演奏、相馬盆歌には踊りも飛び出します。最後はみんなで「ふるさと」の大合唱...被災された皆さんも涙を流しながら歌っていました。
感動的なエピソード紹介。相馬市のある仮設でのステージを、最後まで聞いていた吹奏楽部の女子中学生。実は津波で家が流され、愛用のフルートも一緒に流されたとのこと。たまたま左京区のKさんから届けられていた支援物資の中に、トランペットとフルートがありました。「使ってくれる方に」というKさんの思い...さっそく彼女にプレゼントされました。予期せぬ贈り物に大喜びの女子中学生...拍手と歓声があがった感動の場面でした。
会場には、カンパで集められて持ち込まれた京野菜が並び、血圧測定や子どものコーナーなどにも列ができました。どこの会場でも、地元の皆さんがステキなポスターを作って案内してくれていて、文化後援会の皆さんも大感激!現地と京都がひとつになった連帯と感動のひととき...あっという間に時間が流れていきました。
写真説明上から...●仮設集会所でのミニコンサート風景、●ボランティアセンター出発前、●仮設住宅到着、さあ準備開始sです、●仮設での昼食休憩中、地元議員の話を聞く京都の皆さん。