10日告示の向日市議選で6人全員当選を目指す日本共産党は2日、同市イオン前で井上さとし参院議員を迎えて街頭演説会を開きました。井上氏とともに、山田ちえ子、和田ひろしげ、ときわゆかりの3氏が訴えました。このほか市議選には、松山幸次、たんの直次、北林しげおの3氏が立ちます。
井上氏は、市議選は「身近な選挙としてこれからの市政が問われているとともに、福島第1事故を受けて今後の日本のエネルギー政策をどうするかが問われる選挙でもある」と指摘。「原発からの撤退と自然エネルギーへの転換を訴える日本共産党の勝利で、安心して暮らせる向日市をつくるために、力をあわせましょう」と訴えました。(写真上)
井上氏は、「(原発事故は)取り返しのつかない異質な事故を起す」と指摘。「原子力エネルギーを安全に閉じ込める技術を人類は持たず、処理する手立てもないのに、『安全神話』を振りまき増設を進めてきた。再び『安全神話』で国民を危険にさらすわけにはいかない」と訴えました。
また、太陽光や風力、中小水力、海洋、世界3位の地熱など、日本は豊かな自然エネルギーを保有しているとのべ、「原発に頼らなくても、日本は潜在的エネルギーを今の電力量の10倍持ち、活かす技術力もあり、自然エネルギーへの転換が可能です。市議選での日本共産党の勝利で向日市からエネルギーの転換の道を全国に示そう」と訴えました。
井上氏は同日、ときわゆかり、たんの直次、北林しげおの3候補の事務所開きにも参加し、各候補の勝利とともに、向日市での6人全員勝利を呼びかけました。(写真右は、たんの直次候補の事務所開き)