こくた氏は、「なぜ、原発からのすみやかな撤退なのか?」と問いかけ、原発事故が他の事故とはまったく違う危険性を持っていることについて言及。福島県復興検討ビジョン委員会の指摘を具体的に紹介しながら、日本共産党のよびかけ=「原発からの速やかな撤退、自然エネルギー本格的導入を」で叙述している、「他の事故には見られない『異質な危険』との指摘と一致していると強調しました。
その上でこくた氏は、安全な原発などない。日本で原発を続けることの巨大な危険を考えるなら、できるだけすみやかに「原発から撤退」が必要。まず政治的決断、政府に期限を決めた撤退プログラムをつくらせる。すみやかな撤退の措置をとりつつ、同時並行、自然エネルギーを最大スピードで開発・普及することが求められていると訴えました。
こくた氏は、準備した12枚もの資料を使って講演。参加者はいっせいにページをめくるなど集中してこくた氏の話に聞き入るなど、31年に及ぶ闘争で久美浜における原発建設を断念させた、丹後らしい集中と緊張感がみなぎる会場でした。講演会では平林ちえみ京丹後市市会議員、光永敦彦京都府会議員らも訴えました。