大震災復興支援のために京都~福島間を往復するシャトルバスが、被災地から避難してきている皆さんからも喜ばれています。京都府はこのシャトルバスの運行を今月末で終了する計画にしています。この問題で、党府議団は24日、利用者から聞き取りを行いました。
同日午前9時半出発のバスには、被災した子ども連れや中高年の夫婦など29人が乗車。被災者の友人や家族、府職員が見送る中、大きな荷物を抱えた被災者らがバスに乗り込みました。聞き取りの中では、「バス運行を続けてほしい」「バスがないと困る」という声が相次ぎ、現地に駆けつける職員だけでなく、被災者の皆さんにとって本当に必要なバスとなっていることがわかりました。
福島県郡山市から来た60代の女性は、「バスは本当にありがたい。原発事故がいつ収束するかも分からず、これから何回も往復することになります。こうした支援をなんとか続けてほしい」と語りながら帰りのバスに乗り込みました。また70代の男性は、「大阪から来ましたが、こういうバスを京都が出してくれるのは助かります。これからも何度も往復しないといけないので、こうした支援を続けてほしい。京都府だけでなく、国や東京電力も支援すべき」と話しました。