10日午後、炎天下の円山音楽堂は熱く燃えました。おしまい原発 守ろう古都をスローガンにした「9. 10原発NO!京都府民大集会」が開かれ、炎天下のもと2600人の府民が参加しました。福島、福井両県からも連帯とたたかいの報告もおこなわれ、「原発からの撤退」を呼びかける大集会として成功しました。(暑かったです...)
集会では、呼びかけ人を代表して深尾正之さんがあいさつ、安斎育郎さんらのメッセージが紹介されました。また呼びかけに賛同されたみなさんの中から、反核医師の会の代表世話人・三宅成恒さんが挨拶、京都仏教会理事長の有馬頼底さんからは「知足」(ちそく)を添えたメッセージが紹介され、大きな拍手が送られていました。
日本共産党のこくた恵二衆議院議員が、国会報告を兼ねて原発撤退をめざす闘いの決意を表明。こくた氏はこの中で、経産相の「死の町」発言などを厳しく糾弾。原発の再稼働をもくろむ野田政権と正面から闘う決意を表明、「原発のない日本の実現にむけて力をあわせよう」と呼びかけました。(写真上)
また福島県と福井県から連帯の発言。原発から12キロ地点で農家民宿を経営していた渡部チイ子さんは、自らの経験に触れながら大震災と原発事故の生々しい実態を報告、「ふるさとに帰れる日まで東電と闘う」と怒りと決意を込めて発言(写真)。会場からは「よし」と連帯の声援が飛びました。
続いて、翌11日に同じく円山公園で予定されている、「9・11バイバイ原発・市民の行進」(円山公園ラジオ塔前:しだれ桜西側ひろば・午後2時集合)実行委員会の長谷川羽衣子さんから連帯をこめた挨拶(写真右)。「9.10と9.11の2つの行動がお互いに連帯し、原発を無くするために力を合わせましょう。明日の行動にも参加してごいっしょに歩きましょう」とエールを交換すると、会場からは万雷の拍手が起こりました。(みなさん!明日も参加しましょう!)。最後に京都の各地からとり組みの経験が述べられました。
集会には井上さとし参院議員も参加。会場入り口付近で集会参加者を激励するとともに、持ち込まれた「原発ゼロ」署名を受け取りました。この日は、東地区や北地区などから署名が届き、「確かに国会に届けます」と署名の束を受けとりました。(写真は東地区の元府議・本庄さんから署名を受けとる井上議員)
集会アピールを採択したあと、市民へのアピールデモ。四条通から京都市役所までパレードを行いました。パレードは、各団体・個人の思い思いの訴えやパフォーマンス。その模様は引き続き②で掲載します。