日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、井上哲士参院議員らは2日夕、京都市左京区の檀王法林寺を訪問、信ケ原雅文住職と懇談しました。同寺を創設した袋中(たいちゅう)上人が琉球国(沖縄)との関わりが深いことや、同寺が毎年、沖縄の「慰霊祭(6月23日)などを行っていることから、沖縄出身の赤嶺議員の京都入りに合わせて懇談を申し入れたものです。
袋中上人は琉球国で3年間、浄土念仏の布教活動につとめ、尚寧王(しょうねいおう)や民衆に影響を与えています。懇談では、尚寧王が袋中上人に贈った宝物の一つ、府重要文化財指定の飾り棚などの説明を受けました。
赤嶺議員の地元、小禄(おろく、那覇市に編入)に再建された袋中寺があることや沖縄・八重山の教科書問題をはじめ平和をめぐる問題など話が弾みました。袋中上人が出身地の磐城国(福島県いわき市)に伝わる念仏踊りを琉球国で伝え、これが沖縄の伝統芸能エイサー踊りの起源となっていることなどでも盛り上がりました。
赤嶺議員は、同日夜左京区内で開催された「平和まつり」に参加。「なぜ沖縄は米軍基地を拒否するのか」と題して記念講演を行いました。なお、日本共産党の原としふみ京都2区代表も懇談に同行、平和まつりにも参加しました。(写真下)