「より豊かな学校給食をめざす京田辺の会」は27日、京田辺市へ「保育所給食の安全についての要望書」を提出し、市と懇談しました。懇談には、乳幼児の父母らが参加、京田辺市こども福祉課長らが応対しました。また申し入れと懇談には、日本共産党の水野恭子、青木綱次郎両議員も参加しました。
要望書では、福島第一原発の事故を受け、放射能による食品の汚染が相次いで報道されている問題を指摘し、放射能の影響を受けやすい子どもが食べる保育所給食の安全の確保のため、①食材の放射能汚染の計測器の購入②食材の原産地について、京田辺市産、京都府産、西日本産を増やす③産地をホームページで公表―の3点を求めています。
参加者から、「子どもは家では野菜を残すこともあるけど、保育所の給食は全部食べてくる。それだけに安全に気をつかってほしい」、「国の検査体制は十分とはいえないと思う。また暫定基準値も高すぎるのではないか。検査体制をきちんとしてほしい」などの声が出されました。
市側は、「保育所給食食材の産地は、ホームページなどで公表できると考えるので検討したい」と回答しました。