告示まで3カ月余と迫った京都市長選に立候補を表明した中村和雄氏(57)=弁護士=を招き、「10・13市民大集会~はじめよう 京都から新しい日本」(同実行委員会主催)が13日夜、京都市左京区のみやこめっせで開かれました。会場いっぱいの5000人を前に中村氏が決意を表明すると「がんばれ」の声と拍手がわきあがりました。
中村氏は、国保料が高くて払えない世帯が5万、若者の非正規労働者が6割を占める市の実態を示し「市民生活は限界。今度こそ市政刷新を実現します」と強調。「循環」「底上げ」「参加」をキーワードに、脱原発・再生可能エネルギーへの転換や経済対策、雇用促進など7つの柱からなる「市政刷新プログラム」を説明しました。
リレー発言では、保育士や労働争議の原告らが、市政転換の願いと中村氏への期待を次々と語り、福島市から自主避難してきた母親が「京都市は若狭の原発群から60キロ。原発ノーを発信するリーダーにイエスの審判を」と力を込めました。参加者から中村さんに花束の贈呈、必勝の願いを込めた激励の贈り物が寄せられました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長・衆院議員が国会報告を兼ねて、たたかいの決意を表明。「増税ノー、原発ノー、暮らし破壊のオール与党ノー。中村さんで京都から新しい日本をつくろう」と激励しました。
推薦人の一人、出口治男弁護士は、中村市長実現へ951票差に迫った前回選挙にふれ、「勝利あるのみ。悔いのないたたかいを直ちに始めよう」と呼びかけました。