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情勢と争点

運動と結び、地下鉄の「安全柵」実現/日本共産党京都市議団の値打ち

 昨年末、地下鉄烏丸線の烏丸御池駅に、転落防止のための安全柵が設置されました。
 東西線とは違って、烏丸線にはホームドアがなく、実際に転落事故も起きました。京都市では、この7年来、障害者団体を中心に安全柵の設置を求めて署名運動が熱心にとりくまれてきました。日本共産党京都市議団は、この10数年来、100回以上の質問でこの願いを取り上げ、市に設置を求めてきました。しかし、市は「総額132億円かかる。財政的に困難」と拒否してきました。転機となったのは、2010年10月の党議員の質問でした。この質問で、大阪のJR東西線北新地駅に、京都市が想定したより簡便な方法で柵が設置された事実を示し、京都市に詳しく調査するよう提案しました。調査の結果、北新地駅方式にすれば1駅あたり3億3000万円程度の費用でできることが明らかになり、京都市もやっと重い腰を上げて、実現したものです。
 市が「財政的に困難」と言えば、それ以上追及もしない「オール与党」議員か、住民の運動と結んだ粘り強い調査と議会論戦で、切実な願い実現に力を尽くす日本共産党議員か。これが、今度の選挙で議員を選ぶ基準ではないでしょうか。
  なお、この問題をめぐっては、「(地下鉄転落事故で)年間100人が死んだのならとんでもないが、(ホーム柵がなくても)十分安全じゃないか」、「(地下 鉄の財政が)改善しているのに、(ホーム柵は)やり過ぎだ」(2011年12月6日。市議会交通水道消防委員会)と発言した市会議員がいます。京都党の議 員です。この党の"福祉敵視"の姿勢を物語る発言です。
 安全柵は、来年度までに、四条、京都両駅に設置される予定です。一日も早く全駅設置が実現するよう、日本共産党を伸ばしてください。 
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