(京都市長候補・本田久美子さんと同じ大宮小学校(北区)に勤務していた日本共産党の渡辺俊三・宇治市議の応援演説(要旨)です。)
10年前に大宮小学校に勤務しておりました渡辺と申します。
今日は本田久美子あったか市長実現のために、宇治から寄せていただきました。
この2、3日応援のために大宮地域を訪問していました。
久しぶりに見る大宮の畑、3年生の子どもたちと一緒にすぐきを植え、収穫し、絵に描いたことを思い起こしました。子どもたちがお世話になった「畑の先生」というネーミングも懐かしく思い起こしました。
こうした地域の方と一緒に地域学習をしていくスタイルを大宮ではじめられたのが、本田先生です。19年前、大宮小学校80周年を記念して、地域学習の冊子「おおみやっこ」を教職員や地域のみなさんと協力してつくられたのです。
その伝統を受け継いで、私も地域学習に取り組みました。3年生のクラスの児童が夏休みにお母さんと一緒に鴨川に架かる橋のことを調べ、あることを発見しました。橋には名前が書いてありますが、1つの橋にひらがなと漢字とふたとおりの書き方で書いてあるのです。ある法則でもって、それを3年生の児童が見つけたのです。そんなすばらしい学習体験を生み出せたのも本田先生のおかげです。
一人ひとりを大切に、その個性を引き出していかれる本田先生。
本田先生がおられた大宮小学校は、個性豊かな児童がいっぱいいました。
消しゴムで原爆ドームの絵を描いた6年生もいました。子どもの話をすれば止まりませんのでまたの機会に。
今「I Love スヌーピー」という映画が京都でも上映されていますが、そのポスターがかわいくて見入ってしまいました。そのとき、端っこにある言葉に気がつきました。「みんな だれかのだいじ」。みんなだれかのだいじ、それを読むと、本田先生の声が聞こえてきそうでした。「みんな、だいじ」。
こんな本田先生が今度は京都市長になられる。めっちゃうれしいです。
市民一人ひとりが、だいじにされる、すばらしい京都市になります。
「I Love, We Love HONDA!」
一緒にがんばろうではありませんか。
本田先生は、話し上手というよりも、いやすみません、話し上手ですし、又聞き上手です。
こんな思い出があります。
教育研究集会で、私が不登校の分科会の司会をやっている時でした。本田さんが静かに部屋に入ってこられて、端っこの方に座られました。何か発言されるだろうと思っていましたが、ずうっと聞いておられるだけでした。最後の方で、保護者の発言に対して、私も含めて、適切に応えるような発言ができませんでした。その時本田さんが発言されました。保護者の方の心配を正面から受け止めて、その児童のありのままを受け止めることの大切さを話されました。本田さんのひと言で、みんな満ち足りた気持ちで、分科会を終えたのを思い出します。
人の話をじっくり聞き、肝心な時に適切なアドバイスをしてくださったのです。
本田先生のすばらしさは、その優しさの深さにあります。
先日、告示前の伏見の大手筋での街頭演説が終わって後のことです。聴衆に握手をしてまわっていかれる。その途中で、一人の女性の方の前で、長く立ち止まられたのです。握手しようとするその方の手を包むようにしてさすりながら、ずっとその女性のほうを見つめて、頷くような仕草をくり返されていました。周りのものが時間を気にするぐらいの時間でした。その間、会話らしき言葉はなかったように思えます。相手の方の目を見つめて頷く、相手の女性の目から涙が溢れていました。
実はその女性の方には悲しい出来事があり、そのことを本田先生は、ひとづてにお聞きになっていて、心に留めておられたのです。候補者という時間を気に留めず、ずっとみつめ、その方の気持ちに寄り添う本田先生の姿に私は感動しました。
やさしさあふれる本田市長なら、市民も安心です。
ぜひ本田さんに市長になっていただこうではありませんか。
本田先生はみんなの意見をよく聞き、決めたことは、ぶれないで貫かれます。
全国で初めて、教職員の超過勤務問題を裁判に訴える決断をしたのが、市教組委員長としての本田久美子さんでした。地裁・高裁と勝利し、最高裁では不当判決になりましたが、その後全国で、教職員の超過勤務解消の流れがおおきくなり、文科省も勤務実態の全国調査も行うまでになりました。
このように、重要な決断をキッパリできるのが本田市長です。
2月7日、春が始まります。本田市長誕生で、政治の春も京都から。
ご一緒にがんばりましょう。
(2016年1月29日)