憲法をめぐるこの1週間の最大のトピックは、古賀誠自民党元幹事長が「しんぶん赤旗」日曜版6月2日号に登場し、「96条改憲に大反対」「憲法の平和主義は『世界遺産』」と述べたことです。スポーツ紙も含め、ほとんどの新聞がこの記事をフォローしました。
3日付の毎日新聞コラム「風知草」は、「反共産主義の保守同盟という自民党の原点を顧みれば、これはやはり事件」「この出来事は、自民党反主流派が、もはや党内には発信の拠点を持ち得ない現実と呼応している」と分析し、「改憲先行一色」の今の自民党内には「ポチ(権力者に媚びる者を揶揄する蔑称)しかいない」と、皮肉っています。
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