JCP京都

2006年05月26日掲載

島原・角屋

 島原には独特の雰囲気がある。花街のおもかげというのだろうか。一般的に花街とは歌舞音曲を伴う遊宴の町の総称であるが、ここ島原ではただ遊宴にとどまらず、和歌や俳句などの文学が盛んで、江戸中期には島原俳壇が形成されるほど活況を呈した。その中心となったのが角屋である。

 そんな歴史を裏づけるように、島原の中には七つの「文学碑」がある。その一つが角屋にある与謝蕪村の文学碑であり、このホームページの「文学碑を訪ねて」(2006年1月11日付・NO11)でも紹介したところである。

 角屋には、地元の山中渡市会議員の紹介で、穀田恵二衆院議員も寄せていただいたことがあった。角屋の近くを通るJR嵯峨野線の騒音問題で相談を受け、地元の皆さんと現地調査に行ったときのことである。角屋のご主人は地域でも代表の一人としてがんばっており、穀田さんも久しく懇談させていただいた。(和)