JCP京都

2006年07月27日掲載

隨心院…小野小町の里

 隨心院の静かな雰囲気は予想通りのものでした。この時期はこれといった花があるわけではありません。庭がとてもきれいで、縁側にすわって一面に広がる緑の苔を見ていると、いつまでも腰をあげる気がしません。

 隨心院は小野小町の里として有名です。深草少将が小町を慕って百夜通いしたという伝説の道、化粧の井戸や文塚など、小野小町にちなむ遺跡をめぐるのも楽しいものです。

 この隨心院では毎年、山科民商などが中心になって「小町市」が取り組まれています。隨心院さんも協力して、地域にすっかり定着しています(南区・はじめ)