JCP京都

2006年08月09日掲載

伏見めぐり

 伏見には歴史を感じる町並みがたくさん残されています。そうした地域のひとつ…南浜の町並みをぶらりと歩いてみました。

幕末の風情と町並み

 はじめに、新撰組との戦いで有名な「史蹟・寺田屋」を訪ねました。時間もなく中には入りませんでしたが、何となく風情があります。少し行くと、「竜馬通り商店街」がありました。少しさびれた感じがしますが、坂本竜馬がよく歩いた所で、幕末のにおいを感じることができました。

お酒のまち伏見

 伏見といえば清酒でよく知られています。お酒のまち伏見を代表する一角が、月桂冠大倉記念館とその周辺の町並みでしょうか。記念館も素通り、ここも中より外のほうが風情を感じます。石畳の敷き詰めた表通りには、着物姿の女性のうしろ姿がよく似合います。

派流と柳と十石舟

 大倉記念館前を通りぬけ、宇治川派流にかかる小橋を渡ると、十石舟の乗り場がありました。20分おきに舟が出ているようです。舟には乗らず派流沿いを歩くのもいいものです。10分ほど歩くと伏見みなと公園、その前が三十石舟の乗り場となっていました。

 8月には大倉記念舘周辺で、商店街のライトアップも行なわれていたようで、ぜひ訪ねてみたかったのですが実現しませんでした。十石舟の乗り場近くには、弁財天もあり参拝者で賑わっています。ぜひ一度「幕末と酒と舟」のまち・伏見をぶらりと歩いてみてください。(和)