JCP京都

2006年08月30日掲載

化野念仏寺の千灯供養

 夏の風物詩のひとつ、嵯峨野・化野念仏寺の千灯供養が23日〜24日と営まれました。一度は行ってみたいと思っていたのが、今年やっと念願が叶いはじめて参加しました。

 嵐山駅から歩いて念仏寺の方向に向かう途中、愛宕街道の道すがら灯篭などで案内がされており、夕暮れの町並みもなかなかの風情を感じさせてくれました。名づけて、「愛宕古道・街道灯し」…大きな提灯明かりにこう記されてありました。

 千灯供養は明治時代、化野地域一帯にあった約8千体の石仏、石像を集め、無縁仏を供養したのが始まりです。着いたのは少し遅くなり、人の流れのピークをこえた時間。それでもたくさんの参拝者や観光客がローソクを手に、それぞれ石仏の前で手を合わせていました。

 夏の夜のひととき…風に揺れるローソク灯りを見ていると、心がほっとしてきました。参拝は昨年まで予約制でしたが、今年から予約は不要となり、その代わり協力金1000円が必要となっていました。(金)