JCP京都

2007年01月09日掲載

亥年の「狛いのしし」神社

 上京区の御苑西にある護王神社は、霊猪を祀った神社として別名「狛いのしし」神社とも呼ばれています。また「足腰の守護神」としてもよく知られています。亥年の今年は、拝殿正面に大きな「猪」の絵馬が飾られ、年末から初詣まで大変に賑わっていました。

 社伝によると、この護王神社に祀られている和気清麻呂公が宇佐八幡宮に向かう途中、300頭の猪に守られ十里の道を無事終える事ができた。そして公が悩んでおられた足も不思議に治ったという。そこから公を救った猪を霊猪と讃えて祀り、足の病気や怪我に悩む人々から厚く崇敬されるようになったと書かれている。

 行って見ると神社の鳥居前から境内・拝殿前まで、いたるところに「狛いのしし」が祀られていました。一つひとつの表情がそれぞれ趣をかえて、亥年にふさわしいほっこり感を感じました。ところで4枚の写真の中に「狛いのしし」何頭見つかりましたか?(和)