2007年04月28日掲載
吉田山
節分で有名な吉田神社。東大路一条から京大正門前を通り抜けて行くと、吉田神社の鳥居があります。この神社の裏山が吉田山です。近所の人たちの散歩コースなのですが、意外と登られていないのではないでしょうか。実は私も30数年ぶりでした。(写真1)
今回は今出川通りの北参道(散歩道)から登ってみました。最初は山の斜面を急な勾配の階段が続きます。(写真2)この散歩道を約10分ほど歩くと頂上広場に着きました。そこから正面に東山連峰と大文字山が見えます。見晴らしもよく気分爽快な広場です。(写真3)
そこからしばらく尾根つたいに歩いていくと、一軒家の茶店があります。「茂庵」という名のなかなか趣のある休憩所喫茶店です。ここで休憩…2階から京都市内を眺めながら飲む、一杯のコーヒーは格別です。聞くところによると、ここのおすすめは抹茶アイスだそうです。ぜひ一度寄ってみて下さい。(写真4.5)
休憩を終えたら今度はやや下り気味の道。しばらく行くと、『紅もゆる 丘の花』と書かれたあの有名な詩…京大・旧三高校歌の石碑がありました。さすが京大の裏山です。参議院議員・井上さとしさんも吉田に住んでいて京大出身。吉田山を散歩道として育った一人です。(写真6)
いよいよ急な下り道に入ります。くだり道は途中で、吉田神社と愛宕神社へ通じる二つの山道に別れます。その真ん中あたりにあるのが大元宮です。時は春…一本の桜が朱い鳥居に映えていました。(写真7)