08年7月28日(月)掲載
駒返し滝地蔵
「滝紀行」NO41(4月30日付)でお届けした「駒返し滝」を、600年以上にわたって守り続けている地蔵がある。滝を背にした祠の中に静かに座り、滝への訪問者をチェックしているように見えます。それが「駒返し滝地蔵」である。
地蔵は、「貞和54」(1349年)の銘から見て今から660年前、室町時代初期に刻まれたと思われる磨崖仏である。地蔵は、舟形の凹みの中に、半肉彫で刻まれている。地蔵像というには、表情を伺うことができないが、古き時代を思わせるには十分だ。(司)
★滝の位置、名前の由来など、あらためてこちらをご覧ください。
→http://www.jcp-kyoto.jp/old/kyoto/taki/41koma.html