07年10月23日（火）掲載
1、梨の木神社の「染井の水」
京都には名井、名泉が多く、三大名水と呼ばれている水がある。「懸井（あがたい）の水」（御苑内に井戸は残っているが現在水は出ていない）、「醒ヶ井（さめがい）の水」（地下鉄工事で出なくなったがその後復活した）、「染井の水」である。
「染井」は京都御苑の東側にある梨木神社の境内にあり、三大名水の中で唯一現存し続けているのがこの「染井の水」である。近所の人たちからも愛されており、休日を問わずポリタンクやペットボトルを手にした市民の列は絶えない人気ぶりである。
梨木神社では毎月この水を使っての「茶会」も開かれており、旅行者でも気軽に参加できるという。興味のある方は一度寄ってみて下さい。「染井会」は毎月第3日曜に開催されており、参加費は1000円。事前連絡が必要です。（和）