嵐山の近くにある、松尾大社の境内に「亀の井」はあります。本殿の奥から湧き出る水を引いたもので、石でできた亀の口から水が出ているのが特徴です。
「亀の井」の名は、亀が松尾大社の神の使いとされていることに由来しています。また「神の井」にも通ずるからといわれています。酒造家はこの水を酒の元水として造り水に混和して用いるそうです。また延命長寿、よみがえりの水として有名で、近所の人たちからも慕われています。
松尾大社の境内は山吹の花が美しく、毎年今の時期に「山吹まつり」(4月中旬~5月中旬)がおこなわれています。また年末には毎年、干支を描いた「大絵馬」も飾られ、人気を呼んでいます。(和)