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京の名水探訪

08年8月11日(月)掲載

17、大原野神社の「瀬和井」

 大原野神社に「瀬和井」(せがい)という清水の湧き出た古井戸がある。「瀬和井」は、清和天皇産湯の清水とも伝えられ、古来から数々の和歌に詠まれた名高い清水である。今では水は湧き出ることもなく、雨水などを溜めたままの姿で残されているが…

 「瀬和井」の立て札には、「大原や小塩の山のほととぎす われに神代のことをかたらなん」(左大臣)、「大原やせがいの水を手にむすび 鳥は鳴くとも遊びてゆかん」(大伴家持)などの句が刻み込まれている。「瀬和井」の古き時代が脳裏に浮かんでくる。


 神社正面の鳥居左手には、座った鹿像の口から豊かな水が湧き出ている。飲んでみると冷たくてなかなかおいしい水だ。小塩山の地下水を同じ水脈としているこの水は、きっと「瀬和井」の歴史を今に引き継いでいる水であろう…勝手にそう思っている僕である。(和)


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