24、柳谷観音の「獨鈷水」
長岡京市にある楊谷寺…別名・柳谷観音と呼ばれているこの寺は、光明寺、善峯寺とならんで、「西山三山」のひとつでもある。この寺を訪ねたときに、思いもよらぬ「名水」に出会った。「獨鈷水」(おこうずい)と呼ばれているなかなか由緒ある名水のようだ。
三方を山に囲まれた京都盆地の地下には、琵琶湖に匹敵する豊かな地下水があるといわれています。美味しい水をもとめて、名水の湧く寺社や山間地を訪ねました。
長岡京市にある楊谷寺…別名・柳谷観音と呼ばれているこの寺は、光明寺、善峯寺とならんで、「西山三山」のひとつでもある。この寺を訪ねたときに、思いもよらぬ「名水」に出会った。「獨鈷水」(おこうずい)と呼ばれているなかなか由緒ある名水のようだ。
金蔵寺は、小塩山の東南斜面の中腹にあり、斜面に沿って堂宇が建ち並んでいます。中腹とは言っても、車でなら寺の駐車場まで行くことは可能な寺です。でも出来る限りバスを使って、終点から細い山道を3キロばかり約一時間程度、のんびりと歩いて行くコースをおすすめします。
三千院から寂光院に向かう道すがら、大原の山里の細い坂道を田畑を眺めながら、山道を登るように歩いていくと道の脇、灌木の下にひっそりと小さな泉がある。これが有名な「朧(おぼろ)の清水」です。でもこの清水は飲めません。
上賀茂神社にも名水があります。昨今、京都の豊かな名水も、町中を中心に地下水の汚れの影響により、飲料水として適さない水が増えています。そんな中で、豊かな神山に抱かれる上賀茂神社の名水「神山湧水」(かみやまゆうすい)は、飲料水としても適用できる「名水」です。
三十三間堂の境内にあります。お地蔵さんによだれかけを奉納し、かわりに古いよだれかけをもらって帰り、子どもの枕に敷くと子供の「夜泣き」が治ると言われ、今もその御利益を求める参拝者が続いています。
藤森神社は端午の節句に武者人形を飾る菖蒲の節句発祥の地です。同時に、あじさいの名所として有名な神社です。ご神水「不二の水」は二つとないおいしい水という意味で、武運長久・学問向上、特に勝運を授ける水として信仰されているそうです。ちなみに今の水は三代目のご神水だとか。
伏見の城南宮は、方除けと交通安全、また「曲水の宴」で有名です。この境内に名水があると聞いて訪ねた。受付で場所を聞いたら「朱門の右手にあります。すぐわかりますよ」とのこと。その通りすぐわかった…以前には関心もなく見過ごした場所だ。
大原野神社に「瀬和井」(せがい)という清水の湧き出た古井戸がある。「瀬和井」は、清和天皇産湯の清水とも伝えられ、古来から数々の和歌に詠まれた名高い清水である。今では水は湧き出ることもなく、雨水などを溜めたままの姿で残されているが…
通称「いちひめさん」と呼ばれている市比賣神社(いちひめじんじゃ)。河原町五条を少し下がって市姫通り西入るにあって、入り口はマンションの一階のようだ。この神社の御神水「天之真名井」(あまのまない)は、知る人ぞ知る名水…京都を代表する名水の一つである。