その地域の有権者、そして支持者、党員はどううけとめたのでしょうか。
次の京都市会議員選挙で、これまで選ばれてきた選挙区(上京区)から別の選挙区(伏見区)に移ることになったというのです。そして、もともと選ばれてきた選挙区では、党として候補者をたてない、「撤退」するというのです。公明党の京都市会議員です。
「どんな説明をするのか」と、その議員のブログをのぞいてみました。その議員は公明党市会議員のなかでは、ネット発信には群を抜いて活発なほうです。しかし、公明新聞に発表になってから、2日たってもなんの説明もありません。説明のしようがないのでしょう。
理由ははっきりしています。京都市議会の上京選挙区は、公明党もふくめ、オール与党の多数によって、今回定数が5から4に削減されました。「もう勝てない」と判断したのでしょう。
たしかに、数字は雄弁に物語っています。公明党は京都で比例票で後退、低迷を続け、昨年の参院選の比例票は、上京区の場合、第5党。第6党のみんなの党との差も292票差です。市会議員選挙票も、2003年には5千票あったのが、2007年、2011年には4千票程度に大きく減らしています
「勝てないから、別の選挙区ででます」。まずは上京区の有権者、支持者、党員にどんな説明をするのでしょうか。あまり我慢強いほうではありませんが、いましばらくは注目したいと思います。