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丸・竹・夷

(597)「この努力なくして躍進はなかった」

 「一人ひとりの党員を増やす努力、一人ひとり『しんぶん赤旗』読者を増やし、コツコツと配達集金にとりくんできたこと、日々の粘り強い積み重ねが、躍進という結果に実った」。
1月5日の日本共産党旗びらきで、志位委員長は、こう述べました。
 京都でも、この4年間で1800人ほどの人が、新たに入党しました。現在の京都の党員数の約1割を占めます。この"新鮮力"が、躍進の大きな原動力になりました。
 8日付の「しんぶん赤旗」に、「燃える20代トリオ」の記事が載りました。京都市山科区で、自営業を営む20代の夫婦と、友人の20代男性が、昨年11月にそろって党事務所に入党を申し込み、直後の総選挙でも大奮闘したという記事です。
 中村摩耶さん(25)は「両親が熱心な党員」で、「陰ながら応援もありかな」と思っていましたが、参院選のころから党の活動を手伝うようになり、「入るなら夫と一緒」と、夫の拓馬さん(29)を誘っていました。拓馬さんは、安倍政権になって「この人は怖い」と危機感を抱いていました。そんな折、党の本庄孝夫元府議に近所で起きた問題を相談したところ、親身に対応してくれ、これに感動しして入党を決断しました。一方、友人の山岡亮太さん(27)は、中村夫妻との交流を通じて政治への関心が深まり、「自民党も民主党も信用できない。消費税も納得できない。じゃあ共産党はどうなのか」と綱領を読み、「ソ連や中国の共産党と違うこともわかって納得」して入党を決意。「3人で申し込もう」と地区事務所を訪れたとのことです。
 一方、「しんぶん赤旗」12月24日付の「読者の広場」に、投書が載りました。
 「衆院選挙の公示日が近づいた朝、京都で自営業を営む娘から電話があった。夫婦で一晩語り合い、今度の選挙は共産党に入って、党の躍進のために頑張ると決意したという」「(友人とともに)3人で入るから、入党申し込みに推薦者のサインをしてすぐ送れとのことだった」「3人はすぐさま、ビラまき、おかえり宣伝、スマホを使っての情報拡散に大奮闘したらしい。四条河原町での不破演説にも大感激」「『お母さんたちは今日も一日天井知らずの電話かけに頑張るよ』と連日メールで励まし合った」と。中村摩耶さんのお母さん、大分県の佐藤裕子さん(54)の投書でした。
 こんなドラマが全国にあり、響き合い、励まし合う中での党躍進でした。佐藤さんは、「3人とお正月は祝杯をあげるのを楽しみにしている」とこの投書をしめくくっていますが、それはそれは、おいしいお酒だったに違いありません。

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