少し間があいてしまいまして、久しぶりの更新です。
もう11月も中盤となり、個人的には春高バレーの地区代表が決まる時期ですので、毎週末が楽しみです。
今日は、以前紹介しました「奨学金問題を考えるシンポジウム」(11月14日18時半~@ハートピア京都)に向けて、学費・奨学金問題について考えてみたいと思います。
学費というと、「学費が高い」「もっと安かったら・・・」と思う方は多いでしょうが、街頭などで日本の学費が世界で一番高いということ、世界では学費無償があたりまえということを話すと、驚く方がたくさんおられます。
(文部科学省「教育指標の国際比較」2013年版より)
「なーんや、アメリカの方が高いやん」
と、このグラフを見ると思いますが、アメリカでは私立に通う学生が約40%、日本はというと、約73%にものぼります。この違いは大きいですね。ちなみに、フランス・ドイツに「授業料」はありません。学籍登録料などの諸経費がかかるだけです。
そして、さらに問題なのは、日本には給付制奨学金がないということです。もちろんアメリカにも給付制奨学金はあります。給付制がないだけでなく、奨学金のうち約73%に利子までつくというのは、奨学金においても世界的に異常だと言わざるを得ません。
このような異常な学費・奨学金のもとで、進学をあきらめる高校生、経済的理由で大学を中退する学生、バイト漬けで勉強時間がとれない学生、バイトがブラックでも生活費等のためにやめるにやめられない学生がたくさんいるのです。
コメントする