青年My訴え　その１

僕が今ここでマイクを持って、みなさんに話しているのは、僕が今度の総選挙では日本共産党が僕らの若い世代の想いをくみ取って政治に反映してくれるただひとつの政党だと思うからです。

　今度の総選挙は「アベノミクスを問う選挙だ」と安倍首相は言っていますが、「今の政治には期待できない」「だから、自分は選挙に関心が持てない・行かない」という方もいらっしゃると思います。

　僕も実感として生活が苦しくなっているなかで、今の政治に期待できないという気持ちはわかります。しかし、今度の総選挙で日本共産党の議席を増やすことができれば、ぼくたちは暮らしのなかに希望を見いだせると思うのです。

　今年の4月に消費税が8％に引き上げられましたが、みなさんの生活はどのように変わりましたか？ぼくら学生の生活はあらゆるものが8％に消費税が上げられたことでさらに厳しくなりました。ましてや10％に引き上げなんてとんでもない話です。安倍さんは「消費税を引き上げた分はすべて社会保障・社会福祉にあてる」と言っていましたが、実際にはどうでしょうか？生活保護基準は引き下げられ、年金は下がり、保険料は上がりっぱなし、待機児童問題も解決できていません。また、保育・医療・福祉などで働くひとたちの労働環境は依然厳しいままです。僕らの生活は一向に良くなっていません。

　アベノミクスで景気がよくなっていると言いますが、株価が上がって儲かっているのは大企業ばかりで、実質賃金は16ヶ月連続で下がり、非正規で働くひとの人口は過去最悪を更新し、貯蓄ゼロの世帯はこの1年で250万世帯も増えました。僕らの生活は悪くなりました。

　日本共産党は貧困を拡大するこのアベノミクスという安倍政権の暴走をストップさせ、消費税増税も中止し、アベノミクスで儲かっている大企業や高所得のひとからそれ相応に払ってもらい、それを福祉や医療保障の財源にすると言っています。また、200兆円以上の大企業の内部留保のほんの一部を使って、働くひとみんなの給料を上げようとも言っています。みなさん、日本共産党こそ、本当の意味で国民の生活に寄り添った政党だとぼくは思うのです。

　昨年の12月に自公政権は多くの国民の反対を押し切って、国民の知る権利を奪う可能性のある、特定秘密保護法を強行的に通しました。そして、今年の7月には直接関係なくとも日本が戦争に巻き込まれてしまう可能性のある集団的自衛権の閣議決定を、これまた多くの国民の反対を押し切って決めてしまいました。

　その他にも海外への武器輸出解禁など戦争する国づくりが安倍政権のもとで行われています。ただ、戦争になったときに安倍さんは戦場で戦うでしょうか？安倍政権のなかでだれも戦争に行くひとはいないでしょう。戦争に行かせられるのはぼくら若い世代です。ぼくは戦争に行きたくありませんし、日本が戦争をする国にもなってほしくありません。日本共産党は戦前にできてから戦争反対、若者を戦場に行かせるなと一貫して平和を守るために訴えてきた政党です。僕は、安倍さんが「積極的平和主義」と称する戦争をする国づくりではなく、日本共産党が掲げる、決して戦争をしない、国際的に平和を広げる外交による安全保障政策を支持します。

　これまでの安倍政権がわたしたちのための政治をしてくれたことがあったでしょうか？

　消費税増税、社会保障の切り捨て、原発再稼働、特定秘密保護法に集団的自衛権といった戦争する国づくり、沖縄と京都の米軍基地建設問題、これらの問題を国民の合意なしに、多くの反対を押し切って無理矢理押し進めたのが安倍政権ではないでしょうか？

　民主党から政権交代をしましたが、相変わらず政治とお金の問題は解決できていませんでした。そんな報道しかなければ、国民が政治に期待できなくなるのも仕方がないと思います。日本共産党は政党助成金も企業団体献金も1円も受け取ったことがありません。だからこそ、国民無視の安倍政権の暴走に真っ向から反対できる、ただひとつの政党だと言えるのです。

　みなさんの今の政治への不満を、「もっと暮らしをよくしたい」という思いを、日本共産党にぜひ託してください。今の政治を、社会を、暮らしを一緒によくしていきましょう。