原発の最近のブログ記事

　7日に行われた「バイバイ原発3・7きょうと」に参加してきました。

メイン集会の前から「ひろば企画」があり、音楽やフリースピーチ、様々なブースで賑わっていました。

円山音楽堂で開かれたメイン集会では、雨にもかかわらず2000人が参加。日本共産党の倉林明子参議院議員が紹介されました。

デモは青年有志が準備したサウンドデモに参加。「原発いらない！」「No Nukes」とDJの流す音楽にあわせてコールしました。

　3月11日には福島第一原発事故から4年が経ちます。放射能に汚染された水が海に流出していたにもかかわらず、その情報を東京電力は非公表にしていました。安倍政権は汚染水について「コントロールされている」「ブロックされている」と繰り返してきましたが、まったくそうなっていないことが明らかになりました。声をあげ続け、政府と東電に事故収束と原発ゼロを迫ることが必要です。

　第6回原発ゼロ・「京都アピール」講演会が5月17日に京都大学で行われたので参加してきました。230人の方が参加されたそうで、関心の高さを感じました。

　安斎育郎さんと大島堅一さんが講演をされました。放射能の影響で鼻血が頻発しているという話が漫画雑誌に掲載され、問題になっています。安斎さんは「『医学的影響』だけでなく『心理的影響』も大きい」と説明。また、「根拠なく被害を過大評価するのも被災者のストレスを増大させる」として「事態を侮らず、過度に怖がらず、理性的に恐れる」ことを強調されました。そして、原発、TPP、基地などの問題でアメリカの戦略が根底にあることを示されました。

　大島さんは、安倍内閣のエネルギー基本計画で示された原子力の位置づけと現実のギャップを指摘されました。原発は事故後に長期にわたって停止しており、「安定供給性」はないこと。運転コストは事故によるものなどを無視しており、低廉とは言えないことを示しました。被害者への損害賠償や廃炉費用が消費者や国民の負担となっていることを指摘し、東電は破綻処理をするのが適当だと話されました。国会事故調報告で「規制する方が規制される方の虜」になっていたと書かれたように、規制機関としての役割を果たさず事故を起こした責任が国にはあると批判されました。

　時宜にかなった話題を鋭く批判した講演会で、原発はなくしていかなければならないという思いを強くしました。