まず、ママが幸せに② 「日暮れとともに帰るパパたち」

| コメント(0)

Cです。連載2回目はパパたちの話。

 

日本のママから、「大人のご飯を作りながら、必死に離乳食すりつぶして、

合間で子どものオムツ替えたり、泣いたらあやしたりって大忙しでやってたら、

横から旦那が『手伝ったろうか?』って。あんたの子どもでもあるやろがっ!!」

って話をよく聞くんですが・・・と薗部さん。

 

一方、イギリスやフランスのパパたちは、もはや"分担"というより、当たり前に

子育てに参加しているとのこと。だから、こんな出来事も!!

                            

C男性4.jpg                            

 イギリスで子どもを連れて地下鉄に乗った薗部さん。

 同じような世代のサラリーマンがじ~っと見てくるので

 不可解に思っていたら、「もうオムツとれましたか?」

 とサラリーマン。「うちはとれました。」と答えると、

 「やっぱりとれてるかぁ~」と、真剣に子どものオムツ

 はずしについて悩んでいるサラリーマンがいたとか。

 

うちの息子もちょうどオムツはずしのトレーニング中なんですが、夫に聞くまでもなく、夫が仕事中に息子のオムツについて悩んでいるなんてことは「絶対ない」と言い切れます(笑)

 

 じゃあその違いはどこにあるのか?

 それはズバリ、イギリス、フランスのパパたちの労働時間がとっても短い、

 ということだそうです。

 日暮れとともにパパたちは帰ってきて、ご飯をつくったり、子どもとお風呂に

 入ったり、絵本を読んだり、ってことが毎日、当たり前に行われるそうです。

 

一方、日本のパパ、待てども、待てども、帰ってこな~い(涙)のが現実。

わが家も、「昨日も息子と2人。今日もやっぱり息子と2人。そして絶対、

明日も息子と2人やろなぁ~」なんて日々がいく度もいく度も過ぎていく。

平日に家族3人揃って晩ご飯食べられるなんて奇跡に近い。

 

         でもパパも決して遊んでいるわけじゃない。

      

C男性2.jpg        帰りたくても帰れない職場の現実がある。

 「この"帰ってこないパパ"を変えようと思ったら

    会社の上司を変えないといけないし、

    会社の上司を変えようと思ったら、

     会社を変えないといけないし、

      会社を変えようと思ったら、

       社会や政治を変えないといけない

                     と指摘する薗部さん。 私も同感です!!

 

 それと同時に、薗部さんはこうもおっしゃいました。

   「でもじゃあ、社会や政治がすぐ変わらない中で、何ができるか。

   夫婦の時間を大切にしてよく話をすること

   よく話をしていれば、ママが1人で子育てすることが多くても、

   『うちの子はうちの子だよね』『うちの子にはこんないいとこがあるよね』

   と夫婦で確かめ合えるので、ママが強くいられる」と。

C男性1.jpg 

確かに、子どもの成長を夫婦で共有することって、

パパが子どもと一緒にいたくてもいれない分、

とっても大事だし、

ママ1人では気付けなかった子どもの成長が、

パパと話すことで見えてくることもあるかもしれません。

 

また、そういう積み重ねが、

パパの「一緒に子育てをする、している」意識を培ってくれるのではないか。

そのことによって、「平日は無理でも休日にもっと子育てに積極的に関わろう」

というパパの意識も生まれるのではないか、と気付きをもらった私でした。

 

ちなみに、うちの夫は世間の平均よりかは、子育てや家事を分担してやってくれている方だと思いますが、やっぱりそれは"分担"であって、自分から普通に出てくる行為としてやっているわけではないんだろうなと感じることがよくあります。

        そら、疲れて夜遅く帰宅したら家事だって億劫だろうし、           

        たまの休みくらいゆっくりしたいだろうし、

        その気持ちは共働きなんだから、私にだって痛いほどわかる。

C家族6.jpg 

   やっぱり

  パパもママも子どもとゆったり向き合ったり、     

  本当に夫婦の時間を大事にしようと思ったら、

 今の日本の働き方からすれば、男性、女性に限らず、

 1人あたりの労働時間がもっと短くなっていく必要が

 あるんだろうなと思いました。

 

   次回はそんなことと関わって、

      フランスの人たちの働き方、生き方のお話を紹介します。(C)

 

 

 

コメントする

アーカイブ