連載4回目は、「夫婦の時間」の話です。
イギリスやフランスでは、パパの労働時間が短く、家族の時間が大事にされると
いう話を前回までにしましたが、その中でもさらに夫婦の時間は意識的に大事に
されているそうです。
感心!→びっくり!→それあり!?な、イギリス、フランスの夫婦の時間の話を
紹介します。
①夕食は夫婦だけでゆっくりと・・・
イギリスの夫婦は、夕食は子どもとは一緒に食べないそうです。
子どもに先に食事をさせ、寝かせたあと、ゆっくりと夫婦での
食事を楽しむそうです。そもそもイギリスでは「大人の時間」を
とても大事にしていて、そこからくる考え方のようです。
夫婦だけの食事の時間、とっても羨ましいですが、保育園閉園ギリギリに
迎えに行って、嵐のような時間の中で買い物や食事づくりをして、
子どもにガミガミ言って食べさせて、お風呂に入れて、なんとか夜9時半に
子どもを寝かせる、というわが家では絶対にありえない話です・・・。
②ベビーシッターに預けて、夫婦でデート!!
これは、イギリスでもフランスでもごく普通にあることなのだそうですが、
子どもが生後2・3ヶ月くらいから、ベビーシッターにどんどん預けて、
夫婦でデートするそうです。
もちろん小さい頃は、近所に短時間だけという配慮はあるそうですが、
「子どもが生まれても夫婦だけの時間を持つのは当たり前」、
それがイギリス流、フランス流の夫婦のあり方らしいです。
これも羨ましいけど・・・「生後2ヶ月でわざわざベビーシッター
に預けてまで、夫婦でデートなんてしていいの!?」って
後ろめたさを感じる私の感覚は古いでしょうか!?
③両親に預けて、夫婦で長期旅行!!!
薗部さんがパリ在住時のフランス語の先生をしてくれていたおばちゃん、
実は第1子が生後4ヶ月の時に両親に預けて夫婦で1ヶ月間、
サハラ砂漠に旅行に出かけたとか。
「これはありですか!?」
そら羨ましいですけど、やってみたいですけど、
うちの両親には「あほか!!」っって
一蹴されて終わりだと確信をもって言えます・・・(涙)
この他にも、「夫婦という関係が家族の主軸」という考え方から、
家の中の一番いい部屋が夫婦の寝室になっているとか、
「夫婦の部屋には子どもを基本的には入らせない」という考え方から
産院から帰宅したその日から子どもは子ども部屋でひとり寝をさせるとか、
様々な日本との違いがあり、本当に夫婦という関係を、大事に、
そして意識的に、つくっていることがよくわかるお話でした。
日本の場合、パパの帰りが遅いこともあってか、
パパは「ちょっと寂しい・・・」なんてことも
よくある話かなと思ったり・・・。
(わが家もそういう雰囲気があるかも・・・!?)
そう考えると「夫婦だけの時間」、
別にわがままや贅沢なことではなく、
むしろ日本では、もっと大事にされるべき時間かもしれませんね。
「そんな時は、ぜひ喜んでお孫さんを預かってあげてくださいね!!」
と薗部さんからは、参加者のおばあちゃん・おじいちゃん世代の方に
特別のお願いがありました。
わが家のおじいちゃん・おばあちゃんも
よろしくお願いしま~す!!
次回は最終回。
『まず、ママが幸せに』という本のタイトルの意味を
ご紹介します。(C)
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