今回が、連載の最終回です。
「日本のパパとママは世界一がんばっていると思います!!」と薗部さん
「手抜きよ」っていいながら海外の常識からしたら"手の込んだご飯"をつくって、
帰ってこれないパパをあてにもせずがんばるママ。
「家族のために」と家族との時間を犠牲にして夜遅くまで働くパパ。
「でもこんな話もあるんですよ。
最近の日本の保育園や幼稚園の子どもたちは、
おままごとをしたら誰もパパ役やママ役をやりたがらない。
みんな子ども役がいいと言う。
親や身近な大人を見てたらしんどそうだから、なりたくない
ということだそうです。」と薗部さん。
えぇ~っ!!衝撃~!!
「子どもが『大人になりたくない』と言う社会って『本当にいい社会なの?』
って思いませんか?」
「イギリスやフランスの人たちは、『まず自分たち親が人生を楽しむ』ということを
とても大事にしているけれど、それってこれから大人になる子どもにとっても
大切なことなんでよね。
『大人になるの楽しみだなぁ~』って子どもが思える社会であって
ほしいですよね」とさらに薗部さん。
なるほど~!!それはもちろんそうです!!
「だから、日本のパパとママ、そんなにがんばりすぎないでくださいね。
イギリスでもフランスでも、私が散々言われたこと、
『まずママが幸せにいられれば、子どもにも幸せが伝わるんだよ』
という言葉をみなさんにも贈りたいと思います。
『まず、ママとパパが幸せに』を大事にしてくださいね」
薗部さんのとっても素敵なメッセージで、
講演会は締めくくられました。
いつも眉間にしわをよせてガミガミいうお母さんじゃなくて、
もちろん疲れている日もあっていいと思うけれど、
自分らしく生きいきしている姿を息子には見てほしいなぁ~
と思った私でした。
ちょっと子育てに疲れているというママやパパ、
娘夫婦や息子夫婦の子育てがしんどそうで気になるわ
というおばあちゃん・おじいちゃん、
ぜひ薗部容子さんの
『まず、ママが幸せに・・・産んで育てて、ニッポン・イギリス・フランス』
(日本機関紙出版センター)を一度、読んでみてくださいね。(C)
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