2013年1月アーカイブ

こうやっておおきくなる

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最近の息子Kの"口だけ一人前"具合がすごい。

 

先日も、朝の時間のない時にだらだらと遊びながらご飯を食べ、食べ終わっても食器を片付けず、ずっと食器で遊んでいるので、「食べながら遊ばない!!食器で遊ばない!!朝は時間がないからだらだらしない!!」と口うるさく怒ったら・・・

 

 

「こうやっておおきくなる!!」とK

 

 

そらごもっとも・・・。

イヤ、でもあんたが言うセリフじゃないやろ!!

と余計私の神経を逆なでするKです・・・(- -;)

 

2才7ヶ月の子にこんなことを言われるなんて思いもしなかった私。正直まいってしまいました。

 

でも落ち着いて考えてみれば、確かに子どもは「こうやっておおきくなる」のでしょう。

 

すなわち、どこまでもマイペースで、わがままに生きる赤ちゃんが、身近な大人や友達との関わりの中で、その年齢に応じて一歩一歩、生活面での自立を獲得し、自分で考え行動する力を培い、やがて、精神的にも、経済的にも自立への道を歩んでいく。その過程には、親も子もたくさんの喜怒哀楽があるでしょう。そして、なによりも生身の人間同士本気でぶつかり合って、つかみとっていけるものなのでしょう。きっと。

 

私も「こうやっておおきくなってきた」のです。

 

完璧な子がいないように、完璧な親もいない。

 

親も子も一緒に成長していくのです。

 

そうだった。「一緒に成長しようね」と、とりあげてくれた助産師から息子を手渡されたとき、一番最初にそう声をかけたんだった・・・。

 

息子の生意気な言葉に、久しぶりに親になった初心を思い出させてもらった私でした。(C

八重の桜

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「八重の桜」が始まりました。NHKの大河ドラマです。驚いたことに、この八重さんと、われらが倉林明子さんは共通点が一杯!

  • 会津出身、「ならぬものはならぬ」と頑固に弱者の立場つらぬいて
  • 看護師、命の大切さが原点
  • こうと思ったらまっしぐらの情熱と実行力、政治力
  • 一言で言えば、ハンサムウーマン

 

 参議院京都選挙区予定候補の倉林明子のことを、知ってか知らずか???NHKさん、ありがとうといいたい感じです。

 倉林明子さんは、兄弟に視覚障害があり(これも八重さんと同じ)、幼いころから一家の働き手としてがんばってきました。でも、名前どおり苦労を苦労と思わない明るい人です。


 わけても女性のみなさんの素敵ながんばりで「八重の桜」と同じに「明子の桜」を大きく咲かせたい!!

多くの女性のみなさんのご参加をお願いします。


さくら 満開 参院選 女性のつどい

 331日(日)午後1時~ シルクホール(四条烏丸西南)

厄介な夫

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誤解を恐れずに言えば、「夫」ってある意味とっても「厄介な存在」だと最近よく思う。向こうも「妻と付き合うのはほんま面倒や」ぐらいに思ってるんだろうけど・・・(笑)

 

 

よく「夫を上手に褒めて、家事や育児ができる夫に育てよう」というような話に出くわすが、その度「子育てだけでも大変やのに、なんで夫まで育てなあかんねん」「そもそも夫婦は対等な関係なんやし、育てるとか、育てられるとか、そんなんおかしくないか 」と思ってしまう私がいる。

 

 

でも実際は、生活していく上で必要な力、料理する、掃除する、整理整頓する、などの力が弱いことも確かで、私が育てるかどうかは別にして、成長してもらう必要がある。

 

 

でもかく言う私も、決してなんでもチャッチャとこなすやり手主婦では全くない。掃除や整理整頓なんか、私が教えてほしいくらい。

 

 

だから、お互いに苦手なことはあれど、生活に必要なわけだから、「荷を分かち合って一緒に成長していこう!!」ってなれればいいわけだけど、どうもそうならない。

 

 

男性であっても料理や掃除が好きって人も今の時代それなりにいはるし、子煩悩で子どものめんどうを上手にみはるお父さんも何人も知っている。

 

 

なのに、結婚している女性が集まれば、また子育て中の女性たちのネット上でのコミュニティーでは、この種の議論や話題はつきない。つわり中に吐き気を我慢しながら作ったご飯に文句をつける旦那さんへの怒りの愚痴まである。

 

 

自分が育ててる子どもと違って、どこまでいっても結局は他人の夫。義父母にはなんの恨みもないけれど、「いったいどういう育ち方したんや、この人」と思うことも正直ある。きっと相手も思っているだろう・・・(笑)

 

 

この厄介な他人との生活を少しでも互いにとって快適なものにするには「まだまだ試行錯誤が必要だ」とつくづく思う、結婚5年目の今日この頃です。

 

 

夫の名誉のために付け加えておくと、世間ではイクメンな方だし、家事も分担したことはやってくれています。朝が苦手な私は随分助けられています。感謝は忘れないでいたいですね。(C

CさんちのK君は2歳7ヵ月

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CさんちのK君は2歳7ヵ月、自我の芽生えでママは大変。

110付けコラムを読んでいると、そうそう私も30年前は子どもの寝顔に「さっきはごめん」とあやまってばかりいたなあと思い出します。


 ところで、うちの孫は2歳4ヵ月。

 熱だ、嘔吐だとSOSメールが来るとバアバの出番です。母親に対してはギャー!と怒ることも多いけれど、バアバに対しては少し「いい子」。小さいなりに、人によって態度を変えるのが、かわいいしおもしろいのです。

 たぶん、母親は出勤時間だ、家事だ、と忙しくてギリギリの子育てになるのに、バアバはなんといっても時間があるから、孫もゆったり「いい子」になれるし、たまに会うから「遠慮」もあるのでしょう。


 本当は、ママもパパもゆったり子育てができる勤務や社会にしていくことが必要です。でも子育ては日々待ったなし!社会変革を待ってられないのが辛いところ。

 きょうも、母親がうんざり顔でどなり、ちびが床にひっくりかえってストライキ・・・ママもおちびちゃんも、ごくろうさま!それでいいんだよ!よくがんばってるね!

「ならぬことはならぬ」が流行語になりそうな今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」。同志社大学を創立した新島襄の妻、八重さんが主人公です。

激動の幕末から明治、大正、昭和と、日本の歴史・女性史に一石を投じた主人公にけっこう期待して見ています。

ちなみに私は、同志社とは"宿敵"といわれたR大学出身ですが、学生時代、キャンパスのすぐ近くにあった新島旧邸(寺町通丸太町上がる)の風情あるたたずまいが好きで、日本史の教科書で習うような人物や住まいがこんな身近に存在するなんて、京都の街はタイムマシンみたい・・・と思いながら散策(つまりサボりですね)したものです。

 

さて、この新島八重さん。NHKの広報を聞けば聞くほど、倉林明子さん(日本共産党・参議院京都選挙区予定候補)と共通点が多いことに驚きます。

 

ともに福島県の会津出身。そして看護師

福島から京都に出てきて女紅場(府立第一高女)で教授として女子教育に尽力した八重さんと、看護職場で後輩の若い看護師たちから慕われた倉林さんの姿もダブります。

幕末の戊辰戦争で、故郷会津を守るために銃をもってたたかい、"幕末のジャンヌダルク"と呼ばれた八重さん。倉林さんは銃の代わりに道理ある論戦で、京都市のゆがんだ同和行政や税金の無駄遣いを追及し、人情味あふれる論戦で市民の暮らし・福祉の切り捨てはやめよと当局に迫ってきました。

 

時代の変化に臆することなく、人の目を気にすることなく、しなやかにたくましく生き抜く女性。新島襄は男女平等をつらぬく八重さんのことを『ハンサムウーマン』と呼びました。「生き方がハンサム」と。

倉林さんが参院選立候補を表明した昨年7月、私はある会議で「倉林さんの立候補を大歓迎!」と発言し、彼女を「誰もが認める男前。実にハンサムな彼女です」と紹介しました。恥ずかしながらこのときは、新島襄が八重さんを「ハンサムウーマン」と呼んでいたことはつゆ知らず・・・。でも実に気持ちのよい倉林さんの人柄は、ほんま現代のハンサムウーマンなのです。

 

 八重の信念として語られる言葉、「ならぬことはならぬ」。

 倉林さんが演説で「私も八重さんと同じ会津生まれ。消費税、原発、TPP・・・ならぬことはならんのです」と力をこめると会場が沸きます。原発被害で今もなお苦しむ故郷・福島に寄せる思いはひとしおです。

 

もうひとつ八重が残した印象的なメッセージ――「誠実に生きる人間を歴史は絶対に裏切らない」。そして「夢を持って前に進めば必ず光は見えてくる」。170年も前に生まれた女性の言葉と思えます?

ちなみに、倉林さんの好きな言葉は『誠実』。これまで6回の選挙に立候補した毎回の選挙パンフレットには必ずこの2文字がありました。

つけ刃ではない誠実さで、夢をもって前に進む。そんな倉林さんを、元祖ハンサムウーマンの八重さんも、きっと応援してくださっているのではないかしら。八重の桜のように参院選で「サクラ咲く」となりますようにって。

 

 桜といえば、倉林さんが卒業した福島県立喜多方高校は喜多方市「桜ケ丘」一丁目、校章は桜、卒業アルバムは『桜壇』の銘。桜づくしです。     -Y-

 

15日、京都南座での前進座赤ひげ公演を観た。山本周五郎の「赤ひげ診療譚」はこれまで何度も読んでいて、ストーリーはわかったうえでの観劇にもかかわらず、大いに感動した。

多くの人が述べて云うように、物語は医療におけるヒューマニズムをバックボーンとしている。加えて江戸時代という時代設定にもかかわらず、現代に通じる医療の政治性=貧困と無知が病気をうみ出し、貧困のゆえに医療から遠ざけられている人々が多数いて、それに対して為政者は自らは何ら手を打とうとしない、これらのメッセージが赤ひげこと新出去定の口から、また長屋に暮らす人々の生きざまを通じて発せられるとき、思わず心の中で「その通り」と叫んでしまう。

文学は文字を通して、時間をかけじっくりと感動を誘うが、演劇は役者の動きとセリフを通して時に静かに、時に圧倒的な迫力で迫ってくる。

 

お恥ずかしい話ながら、私は前進座の劇を今回初めて見せていただいた。

前進座の歴史を振り返ると、治安維持法が制定され、小林多喜二が虐殺され、日本が戦争に向かって大きく舵を取ろうとするその時代に、従来の歌舞伎を超えて新しい民衆の演劇への要求にこたえることを理想として誕生したという。

そして今に至っても歌舞伎の批判的継承と時代へのメッセージ性の両者を追求している演劇団体であることも知った。大げさながら、私にとっては大きな収穫だった。

 

加藤周一さんのことを思い出した。すでに鬼籍に入られたが、時代に対する批判的視点をもった評論家であり、文学者であり、医師でもあった。

多くの時代論を書かれているが、加藤さんのことを知るには「羊の歌」がいい。この本を読んだ時に加藤さんの演劇に対する造詣の深さに驚いた印象がある。

記憶は定かではないが、加藤さんは青春時代に歌舞伎や築地小劇場で上演される新劇を数多く観られており、その後ヨーローッパ在住の折にはギリシャ劇はじめ本場の古典演劇を観に足しげく通っておられた。

加藤さんといえば「九条の会」の代表のお一人であったことはあまりに有名だが、私たちの活動の中心に、加藤さんのような、本当の意味で文化に触れ、分化を大切にした方がおられたことに、あらためて感動する。

似非愛国者が跋扈する今日、本当に日本と世界の古典を大切にされた加藤さんの存在は私を力づけてくれる。   小児科医 O

 

   

        ・・・前進座 初春特別公演 ご案内・・・   http://www.zenshinza.com/stage_guide2/2013minamiza/story.html
  2013年1月17日(木)まで  京都四條 南座にて
    ※「雪祭五人三番叟」
        早春の雪の中で乱舞する三番叟。躍動感あふれる華やかな舞台
    ※「赤ひげ」

        山本周五郎原作「赤ひげ診療譚」より <絆の物語>
    
    ※<出演>嵐圭史、高橋佑一郎、西川かずこ、今村文美ほか前進座総出演
   
    ※公演日につきましては、貸切・休演日等ございますので、お問合せ下さい。
       ☎075-561-6300  京都南座 前進座京都営業所

新年の抱負

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お正月休みの間に息子のKは、2才7ヶ月になりました。

 

1才半くらいから突入したイヤイヤ期もなんとなく卒業かなぁ~と思っていたら、今度はイヤイヤ期の中でつくられてきた自我を発揮して、何かと我を張っては私の言うことに目一杯抵抗をするので、とても付き合いにくさを感じている毎日です。

 

長~い目でみればそんな時期も一瞬で、普通にどこにでもある子どもの成長の姿なのでしょうが、時間的にも経済的にもあまり余裕のない慌しい生活、そして帰宅時間が不規則で平日の子育ては全く頼りにできない夫、そんな中でついつい焦って子どもを不必要に叱ってしまう自分がいます。

 

毎回、後で大反省するのですが、同じことの繰り返しです・・・(汗)

 

 

そんな日々ですが、新年に入って早々に甥っ子が無事元気に誕生してくれました。

 

まだ一人っ子の息子も「にいちゃん、なった」と早速お兄ちゃん気取りです(笑)

 

誕生した新しい命の存在は、その小ささからは比べものにならないほどの幸せを周りの人たちに運んでくれます。この子も含め、子どもたちが笑顔で生きていける社会をつくっていかなければ、と心を新たにしています。

 

 

 

年の瀬せまる中での解散総選挙の結果、自民党が過半数の議席を獲得し、政権交代が行われました。

 

実際の得票率の数倍の議席を獲得できてしまう小選挙区制の弊害が各マスコミでも指摘がされていますが、選挙制度そのもののおかしさとあわせ、「原発なくしてほしい」「消費税をこれ以上あげないでほしい」「まずは復興支援。そして雇用状況や経済の回復を」「もっと子育てや教育に予算を」という国民の切実な願いと完全にかけ離れた安倍政権の誕生にも憤りを感じずにはいられません。

 

 

国民の声が、そして子育てするお父さんお母さんの声が、一歩一歩であっても実現されていく年にするため、たくさんの方々と一緒に考えあい、学びあい、行動していく年にしていきたいと思います。

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。(C)

真珠の首飾り

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 ベアテ・シロタ・ゴードンさんが亡くなった。

 GHQの一員として22歳の若さで、日本国憲法の起草委員会の人権担当になって、「日本女性に最高の幸せを贈りたい」と、憲法24条・両性の平等を書き込んだ女性。

 

 私は『真珠の首飾り』という映画でそのことをはじめて知って、こんな若い女性が、今の私たちの幸せの権利をつくってくれたのだとびっくりした。

 印象に残っているのは、彼女が両性の平等、妊婦や非嫡出子の権利など、現代も必ずしも実現できていない先進的な草案を作ったのに、GHQでの論議の中でも、多くの案が削られ、さらに当時の日本政府からも「日本にはなじまない」とさんざん抵抗されたこと。

 22歳の彼女がその中で、がんばり通して24条を残してくれたこと。

 また9条を「戦争が生んだ真珠」と言っていたこと。

 

 その後、忘れるともなく忘れていたけれど、13日の新聞で、昨年1230日に亡くなったという記事を見て、あのときの感動を鮮明に思い出した。
 最期の言葉は「日本国憲法に盛り込まれた平和条項と、女性の権利を守ってほしい」だったという。

 ベアテさんのまさに真珠のような思いを、日本の女性たちはしっかり受け取り、受け継がなくてはならないと、あらためて深く思っている。

――A――

去年の漢字は...

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去年の漢字は「金」

金メダル、金環食の金だと聞いて、なるほどと思いました。


それで、オリンピック。

じつは女性に関わって、金メダル級のことが2つあったのです。

ナデシコ?いいえ、

吉田さおり?いいえ、

もちろんそれも拍手だったけれど・・・

 

その第1は、競技数が始めて男女同数になったこと、

その第2は、すべての参加国から女性選手が出場したこと、

イスラム圏のことなど考えてみれば、スポーツの発展にとってはもちろん、女平等の前進にとって、なんて素敵な1歩だったのか、大きな金メダルだととってもうれしく思ったことでした。

(詳しくは『前衛』12月号・和泉民郎さんの文をご覧ください)

――A――

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