うれしいニュース

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 私が住んでいる宇治市の3月の定例議会で、子ども医療費助成を拡充する予算が来年度の予算で計上され、現行の「通院は就学前まで無料」が、今年の9月から「通院は小学校3年生まで無料」に広がることになりました。

 昨年の暮れに総選挙と一緒に行われた宇治市長選挙では、日本共産党も参加する宇治市民ネットから、元保育園園長でもある能塚耐子さんが「子育て日本一の宇治」を掲げて立候補をされました。その公約の一つが「通院は小学校卒業まで無料に」というものでした。選挙に負けはしましたが、その公約への市民の共感の広がりと長年の拡充をもとめる市民の運動とが、今度の実現への力となったことは間違いありません。

 

 選挙が終わってすぐ、保育園で息子と同じクラスのお子さんのお母さんから声をかけられました。「私、応援していたのに本当に残念。私が前に住んでいたところは小学校卒業まで無料で、しかも宇治市1ヵ月ごとに200円の事務手数料をとられるけど、それもなかったので、子どもの病院にはお財布を持たずに行っていた。宇治市に引越してきて初めて上の小学生の子を病院に連れていって3000円以上請求された時はびっくりして、『間違ってませんか?』と聞いたくらい。」との話でした。

 

でも逆に私には、「お財布を持たずに病院にいける」ことがびっくりでした。住む自治体によってこんなに差があるのかと、改めて宇治市の子ども医療費助成制度の遅れを感じたりもしていました。

 

 同じ京都府南部では中学校卒業まで無料というところもあり、まだまだこれで満足というわけではありませんが、まずは同じ小さい子をもつお母さんたちと喜びあいたいと思います。

 

  市長選に向けての能塚さんを囲んでの子育てママたちの懇談会で、少し先輩のママがとても素敵な発言をされていました。

 

「署名活動などやってもすぐには実現するわけじゃない。やっと実現した頃には自分の子どもはもう大きくなりすぎている。でもそうやって、私たちも先輩ママからずっとバトンリレーされてきて、私たちがしたことが次の世代の人たちにとってためになっているのならそれはとても嬉しい」

 

全国でこの運動をはじめてくれた先輩ママ・パパ、そしてそれをバトンリレーしてきてくれた先輩ママ・パパに感謝したいと思います。そして、私たちの世代もより子育てしやすい社会へと一歩でも二歩でも前に進めて、次の世代にバトンを渡したいものです。(C

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