息子のKはもうすぐ2才10ヶ月を迎えようとしています。3才までもうすぐ。保育園の4月からの進級ともあいまって「おにいちゃんになる!!」とはりきっている。
そんな彼が最近始めて発した、その場が凍りつくような言葉。
それが、「とうちゃんキライ」
あ~あ、それ言っちゃいますか・・・。
状況は、家族で一番早起きのお父さんが息子と私を起こしに来てくれて、まだ眠い息子が「おきない~、まだねる~」と毎朝の日課をするも、それをお父さんが我慢強くやさしく起こしてくれてるという状況。
なのに、その言葉...。
そこで、私はちょっと息子に申し訳ない気持ちになった。月曜から土曜までは保育園でお世話になっている息子。息子にとって両親と一日中一緒にいられる貴重な日曜も、私は仕事でお父さんと2人きりで過ごすことがここのところ多かった。
「とうちゃん、キライ」は、「かあちゃんも、もっとぼくにかまって」の言葉の代わりに出た言葉だとすぐに私には分かった。その証拠に彼は最近なんでもすぐ「かあちゃんがいい」と、以前はお父さんでも平気だった着替えやトイレ、お風呂などが、私でないとイヤだと意地をはることが多くなった。
でも、彼は今すごくがんばっている。泣いても、見守れば自分で「なきやんだ!!」と気持ちを切り替えるし、「もっとあそぶ」とゴテても励まして待てば、次の行動に自分でうつれる。ご飯もだいぶ意欲的に短時間で食べれるようになってきた。もちろんまだまだすんなりとはいかないことは多いが、「テコでも動かなかった」時期とは明らかに違う。3才への階段を自分なりに一歩一歩踏みしめているのが手にとるようにわかる。
そんな彼の唯一のワガママが「かあちゃんがいい」である。きっと、次の段階へとがんばっているからこその「甘え」だ。だから、なるべく今は彼からサインが出された時は応えるようにしている。日曜日も一緒にいれる時はべったり一緒にいるようにしている。そうしているうちに、きっと彼は私の腕の中から自分で飛び立っていく時がくるのだろう。
そう考えていくと、今が子育ての「醍醐味」の時期なのかもしれない。
結局「とうちゃんキライ」は、「じゃあ、父ちゃんもうこの家に帰ってこんくていいの?」という私の問いかけに、「とうちゃんキライちがう」とすぐ撤回されることとなりました。
よかったね!父ちゃん!(C)
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