長女に2人目の子どもが生まれました。
2400グラムに満たない女の子。でも
おっぱいを力強く吸うので、一安心です。
そして、長らくうちの天袋で眠っていた、
おひなさまを持って行きました。
38年前、初孫だった長女に、
今は亡きおじいちゃんが
奮発してくれたお内裏さまです。
この十数年は、ほったらかしだったのに、
昔風の上品なお顔も着物の色も、変わりなく、
場所がなくて金屏風などは出せなかったけれど、
きれいに飾って、初節句の記念撮影。
時には「じゃまやなあ」と思いつつ、
大事に残しておいて良かった。
この赤ん坊が大きくなって、女の子を生んだら、
このおひなさまが、また飾られるかも・・・
などと、鬼が笑いすぎて天国へ行ってしまいそうなことを考えました。
70年前まで日本では「ぜいたくは敵だ」と言われ、戦災があり、
庶民には、おひなさまを飾る余裕もなかったことでしょう。
平和憲法の下、代々おひなさまを飾れることを、
本当にうれしい、大切なことだと、考えました。
――A――
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