初夏の陽気となったバイバイ原発3・9京都。2年前の今ごろはもっと寒かった、と思いながら着いた会場の円山公園は、一足早く桜が咲いたような色とりどりの装いの参加者でいっぱい。
私は去年のようにアコーディオンを弾きながらパレードしようか、それともうさぎの着ぐるみで行こうか・・・フェイスブックでひとこと書いたら、アコ―ディオンにいいね!とうさぎにいいね!が半々。
結局、肩こり頭痛を避けるためアコーディオンはやめてうさぎになりました。が、気温22℃での着ぐるみは「見てるだけで暑い」なんて言われる始末。ま、サウナスーツだと思えば一石二鳥です。
それはさておき、集会では辛淑玉さんの福島報告――「体だけでなく心だけでもなく人間そのものが壊れていく」と、人と人の関係を破壊した原発事故の告発。息をのむ思いで引き込まれました。何も解決していないどころか傷を深くしている現実。これでどうして原発再稼働、新たな建設など言えるのか。
福島から母子で避難してこられた菅野さんの、感情を抑えた、そして凛とした訴えにも、深くうなづきながら聞き入りました。
この菅野さんとパレード終点の京都市役所前でお話ししたら、舞台のキリっとした印象と違い、とっても気さくな笑顔の可愛いママでした。思わず手もとに持っていた4月14日の「京都まつり」(宝が池公園)のチケットを「娘さん2人とご一緒にどうぞ遊びに来て」と進呈。京都まつりの避難者の集まるコーナー、自然エネルギー村でまた会えたら嬉しいです。
さて、媚を売らないアイドルグループ、制服向上委員会は今回も元気元気。「♫民主は自滅、自民はアベノミクス、企業は喜ぶ、国民は・・・♫」うまいなぁ。「大きな古時計」の替え歌では♪チクタク、チクタク♪の所を「安倍さんも麻生さんも四苦八苦、四苦八苦」♫という具合で、歌も踊りも切れ味抜群です!。
ちなみにウサギの効用でしょうか、実行委員会から「制服向上委員会のバックで一緒に踊って下さい」。喜んで!(バックダンサー記念写真。踊ってない?真似して動いてるんだけどな...)
オープニングのうたごえの方からも「『手のひらを太陽に』を一緒に踊ってください」。喜んで!こちらは思いっきり踊れました。
嬉しいことに、会場でもパレードの沿道でも子どもたちが寄って来てくれます。ハイタッチ!はい風船! そしてママやパパに胸のゼッケン(赤ちゃんとママの『ただちに原発ゼロへ 日本共産党』のポスター)を指さすとVサイン。やった! アピールもできました。
シュプレヒコール式でない2拍子のコールも去年よりうんと上手になった日本共産党のパレード隊。倉林明子・参院予定候補もいます。
感激したのはトラクター、というより、そこに乗って上手にバランスをとりながら一緒にパレードした白いワンちゃん! 鬼退治に行く桃太郎犬のように、原発退治に行くみたいでした。 (Y子)
ケイ☆シュガーさんのピアノ弾き語りコンサート 倉林子さん、井上さとしさんの魅力が満開! バケツ議会
1月5日、京都南座での前進座赤ひげ公演を観た。山本周五郎の「赤ひげ診療譚」はこれまで何度も読んでいて、ストーリーはわかったうえでの観劇にもかかわらず、大いに感動した。
多くの人が述べて云うように、物語は医療におけるヒューマニズムをバックボーンとしている。加えて江戸時代という時代設定にもかかわらず、現代に通じる医療の政治性=貧困と無知が病気をうみ出し、貧困のゆえに医療から遠ざけられている人々が多数いて、それに対して為政者は自らは何ら手を打とうとしない、これらのメッセージが赤ひげこと新出去定の口から、また長屋に暮らす人々の生きざまを通じて発せられるとき、思わず心の中で「その通り」と叫んでしまう。
文学は文字を通して、時間をかけじっくりと感動を誘うが、演劇は役者の動きとセリフを通して時に静かに、時に圧倒的な迫力で迫ってくる。
お恥ずかしい話ながら、私は前進座の劇を今回初めて見せていただいた。
前進座の歴史を振り返ると、治安維持法が制定され、小林多喜二が虐殺され、日本が戦争に向かって大きく舵を取ろうとするその時代に、従来の歌舞伎を超えて新しい民衆の演劇への要求にこたえることを理想として誕生したという。
そして今に至っても歌舞伎の批判的継承と時代へのメッセージ性の両者を追求している演劇団体であることも知った。大げさながら、私にとっては大きな収穫だった。
加藤周一さんのことを思い出した。すでに鬼籍に入られたが、時代に対する批判的視点をもった評論家であり、文学者であり、医師でもあった。
多くの時代論を書かれているが、加藤さんのことを知るには「羊の歌」がいい。この本を読んだ時に加藤さんの演劇に対する造詣の深さに驚いた印象がある。
記憶は定かではないが、加藤さんは青春時代に歌舞伎や築地小劇場で上演される新劇を数多く観られており、その後ヨーローッパ在住の折にはギリシャ劇はじめ本場の古典演劇を観に足しげく通っておられた。
加藤さんといえば「九条の会」の代表のお一人であったことはあまりに有名だが、私たちの活動の中心に、加藤さんのような、本当の意味で文化に触れ、分化を大切にした方がおられたことに、あらためて感動する。
似非愛国者が跋扈する今日、本当に日本と世界の古典を大切にされた加藤さんの存在は私を力づけてくれる。 小児科医 O
・・・前進座 初春特別公演 ご案内・・・ http://www.zenshinza.com/stage_guide2/2013minamiza/story.html
2013年1月17日(木)まで 京都四條 南座にて
※「雪祭五人三番叟」
早春の雪の中で乱舞する三番叟。躍動感あふれる華やかな舞台
※「赤ひげ」
※<出演>嵐圭史、高橋佑一郎、西川かずこ、今村文美ほか前進座総出演
リーマ・ボウイーという女性をご存知でしょうか?
2011年のノーベル平和賞を受賞したリベリア人女性で、最近「祈りよ力となれ」という自伝を出版された。この自伝を通して私は初めてリベリアで起こったことを知った。
1989年以降打ち続く民族紛争、暴力の嵐、その中で常に被害をこうむるのは女性であった。子どもや両親を殺され、また子どもたちは誘拐されて武器を持たされ、虐殺とレイプの繰り返し・・・。自らも望まぬ結婚と暴力的なセックスの餌食となる。いつまで女性は我慢しなければならないのか、これがリーマの原点だった。
最初、熱心なクリスチャンであったリーマはトラウマヒーリングに傾倒して、自分の苦しかった経験を語ることで自らをゆるし、相手をゆるし、心の平穏を回復することをめざす。しかし周りでは女性への暴力は絶えることなく続く。何か違うのではないか? 同じ境遇の女性を誘い、彼女は平和を目指す運動に立ち上がる。
「平和がほしい、戦争はいらない」この一点で多くの女性が団結し、デモを行い、平和を求める女性だけの組織を作り、西アフリカ一帯にこの組織を広げ、政府や反政府のリーダーと交渉を行い、ついに独裁政権を打倒するに至る。
文字通り、何も持たない女性たちの体を張った闘争の物語だ。
リーマのバックボーンにはキリスト教がある。それがトラウマヒーリングという「個」の安楽に閉じずに、政治を変え平和を創り出す運動に駆り立てたものは何か?人並みでないエネルギーと前向きの姿勢、学ぶ意欲、適切なアドバイスをくれた先輩や仲間の存在などが推測されるが、もう一つ、宗教に門外漢の私ではあるが、真の宗教には個人の安楽への到達に加えて、社会の問題を視野に入れること、直面することという要素が本来備わっているのではないかと思う。
ひるがえって、日本では女性が尊厳に満ちた生を営んでいますよ、と自信をもってリーマに応えられるだろうか?
基地問題一つとっても大きな課題だ。リベリアだから起こった運動、リベリアだからできた運動と言い切るわけにはいかないのではないだろうか。私たちがリーマの行動に学ぶことは少なくなさそうである。私のまわりには女性と子どもたちの幸せを願って活動する多くの頼もしい女性たちがいる。さらにその輪が広がっていかなければならないように思う。
彼女たちの活動を紹介した「Pray the Devil Back to Hell」(悪魔よ地獄に帰れ)というドキュメンタリ-が2008年に完成した。リベリアはもちろんアメリカをはじめ世界各地で上演されているが、残念ながら日本では未公開である。鑑賞の機会を作っていただけないものかと切望する次第である。
小児科ドクターO
定年になって、少し時間の自由がきくようになりました。
以前からやりたかった「スケッチ」を新婦人小組ではじめています。中学を卒業して以来の絵筆、思うようには行かないけれど、楽しくて楽しくて・・・
優しい先生と口八丁の仲間たちが、上手におだててくれるので、"豚もおだてりゃ木に登る"どころか、東京スカイツリーより高く登って、自己満足。
それはともかく、スケッチを始めてから、まわりの美しさに気づくことが多くなりました。冷たい嫌な雨の日も、道端の枯葉に心惹かれたりするのです。
時間の自由についてのマルクスの言葉を思い出したりしています。
――A――
とある場所で行われていた、福祉・医療関係の就職フェアー。
この分野は、マンパワーが絶対必要にもかかわらず、
はたらき方やその働く条件(俗に言う賃金労働条件)が過酷で、
若い人たちの離職率も高い。
この秋に行なう「ヘルパーのつどい」の案内ビラを、
「労働相談どうぞ!」の案内といっしょにティッシュにいれて
「宣伝」をしました。
その前に、どんな感じかなあ~と会場へぶらり。
リクルートスーツに身を固めた若者が9割、エントリーシートを書いていました。
今は誰かのために自分の力を活かそうとはりきっていることでしょう。
その意欲をそがない国の福祉政策を充実させる政治に変えなければいけないです!!!よね、みなさん!
みなさん、こんにちは!
今日からJCP京都の女性ブログ "おしゃべりな京女たち" をスタートしました。すえながく、どうぞよろしくお願いします。
ちなみに今日10月22日には京都の3大祭りのひとつ、時代祭が行われました。
秋晴れの都大路をねり歩く、明治維新から平安時代までの華麗な装束をまとった行列。
出雲阿国、淀君、静御前、女傑で馬に乗った巴御前、けっして同じ席には座らなかったという紫式部と清少納言、小野小町・・・個性も才気もあふれる大先輩の京女たち。
時代に流されず、歴史に一石を投じた彼女たちのように...とまではいかなくても、未来を信じて、自分らしく、前むきに、ひたむきに、現代を生きている女性たちの、等身大のつぶやきを日々綴っていきたいと思います。
今を切り拓いて生きることが歴史を紡ぐってことだと信じて。
綴り手は、
- 働きざかりのパワフルなSさん、
- 共産党事務所ではたらく1児のママCさん、
- 3人目の子を出産して間もないMさん、
- ばぁばのAさん、
- 小児科医のOドクター、
- おひとり様もそのうち参入。
- 私は50代ど真ん中のYです。
ぜひ、みなさんからも、コメント、お便り、どんどんお寄せください。お待ちしてま~す。
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