次期衆院選の予定候補者を発表
日本共産党京都府委員会は18日、次期衆院選小選挙区予定候補として、すでに決定している1区・穀田恵二現衆議院議員に加えて、2区・地坂拓晃、4区・吉田幸一、5区・山内健の3名を発表。京都市の京都府委員会事務所で記者会見をおこないうとともに、声明「次期衆院選候補者発表について」を発表しました。「声明」全文および予定候補4氏の略歴は以下の通りです。
【声明】次期衆院選候補者発表について
次期衆院選候補者発表について
2020年6月18日 日本共産党京都府委員会
*日本共産党京都府委員会は、次期衆院選小選挙区候補として、すでに決定している1区・穀田恵二現衆議院議員に加えて、2区・地坂拓晃、4区・吉田幸一、5区・山内健の3名を決定したので、発表する。それぞれの経歴は、別紙の通りである。
3区・6区については、現在検討中である。
*これまでも、私たちは戦後最悪の安倍政権を一刻も早く終わらせ、野党連合政権をつくる必要を訴えてきた。コロナ危機は、新自由主義から脱却する必要性を浮き彫りにした。
医療と社会保障を切り捨てる政治、労働法制の規制緩和を際限なくすすめる政治、高学費で学生を苦しめ、少人数学級実現を阻んで子どもたちと教員に負担を押しつける政治、対米追随で国民の大切な税金を莫大な軍事費につぎ込む政治。こんな「安倍政治」の転換が切実に求められている。
*政治の現状を変えることができるかどうかは、「市民と野党の共闘」と日本共産党の躍進にかかっている。この間、野党の国会共闘は着実に進んだ。昨年の参院選では、野党統一候補を相互に支援し合う共闘が進んだ。野党間の政策的一致点も従前より広がった。この点で、先般、日本共産党・志位委員長と立憲民主党・枝野代表とのやりとりで、枝野氏の「支え合う社会」を基本理念とするポストコロナ社会ビジョンは、新自由主義からの脱却につながるものとして一致したことを、歓迎する。
安倍政権を倒し、野党連合政権をめざすためには、「本気の共闘」が求められる。それは第1に、野党間で政権を共にする政治的合意を形成することである。第2に、昨年の参院選で「市民連合」とかわした13項目合意を土台に、連合政権が実行する共通政策を練りあげることである。第3は、一定規模の小選挙区で選挙協力を実現することである。
*党京都府委員会として、他の野党のみなさんに、1区では穀田議員を、野党統一候補とすることを強く求める。穀田議員は、この間の野党共闘で重要な役割を担ってきたことは周知の通りである。1区をはじめ野党間の選挙協力は、それぞれの党の本部間の協議と合意が必要である。同時に、京都段階でも話し合いを進めるべく、協議開始をよびかける。
*次期総選挙での京都府党の目標は、比例30万票・25%以上実現で、衆院近畿ブロック現有2議席から4議席への回復に貢献するとともに、小選挙区でも日本共産党議席を獲得することである。同時に、野党統一候補の当選のためにも誠実に力をつくす。
選挙戦で、わが党は野党の共通政策とともに、党の独自政策を大いに訴えてたたかう。 以上
【京都1区】(比例近畿)
穀田 恵二 (こくた けいじ)(73)=現=
衆議院議員(9期)、党国会対策委員長、選挙対策委員長、常任幹部会委員、党伝統的工芸品産業振興対策委員会責任者。
立命館大学職員、1987年、京都市会議員当選(北区)。1993年、旧京都1区で衆院議員にトップ当選。以降、比例近畿ブロックで連続8回当選。予算委員会、地方行政委員会、災害対策特別委員会、倫理選挙特別委員会の各理事などを歴任。現在、外務委員会、政治倫理審査会に所属。
【京都2区】
地坂 拓晃 (ちさか たくあき)(47)=新=
党准中央委員、京都府委員会常任委員、青年・学生部長、まんなか世代活動チーム責任者。
民青同盟京都府委員会委員長。党東地区委員長。2017年の衆院選挙で京都2区から立候補。
吉田 幸一 (よしだ こういち)(46)=新=
党西地区副委員長・京都4区国政委員長。
京都府学生自治会連合書記長。右京区・西京区「原発ゼロ」ネットワーク事務局。2009年、12年、14年、17年の衆院選で京都4区から立候補。
山内 健 (やまうち けん)(52)=新=
党中丹地区委員長・京都5区国政委員長。
2014年、17年の衆院選挙(京都5区)、2011年、15年の京都府議会議員選挙(舞鶴市)、2015年舞鶴市長選挙に立候補。全国社会科学研究会連絡協議会(全国社研連)事務局長、党府労働部副部長、党准中央委員、舞鶴地区委員長など歴任。