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活動と政策

2022.6.25 (土)

【必勝の訴え】渡辺和俊府委員長@上京区・西陣織会館(6月24日)

上京区・西陣織会館のたけやまさいこ個人演説会で、渡辺和俊京都府委員長が、選挙情勢にふれて必勝の訴えをおこないました。
動画とともに、準備原稿を掲載します。



この選挙の日本共産党の大目標は、比例代表選挙で650万票・10%以上を獲得して、大門みきしさんをはじめ5人全員の当選をかちとることです。
 6年前は601万票・10.74%の得票で5議席でした。3年前は448万票・8.95%で、仁比そうへいさんの貴重な議席を失い、4議席でした。去年の総選挙は、さらに416万票・7.25%に後退しました。この得票だと3議席しか取れません。

 416万票からどこまで押し返して公示日を迎えたか。ここが、選挙情勢のポイントです。
 去年の総選挙で、共産党をふくむ野党共闘が初めて成立しました。共通政策では「安保法制の違憲部分の廃止」を掲げました。「核兵器禁止条約の批准をめざし、締約国会議へのオブザーバー参加に努力する」公約も掲げました。安保法制がある限り、集団的自衛権の行使で、アメリカと一緒に「敵」を先制攻撃する危険があります。「被爆国日本がなぜ来ないのだ」と世界から非難されても、岸田内閣は締約国会議に代表を送りませんでした。
 もし、野党が政権を取っていたら、自衛隊が海外で戦争する道は閉ざされたでしょう。核兵器禁止条約締約国会議に政府代表が参加したでしょう。素晴らしいじゃないですか!

 しかし、逆に、これは政権勢力にとってはピンチでした。だから、彼らは、必死になって野党共闘をつぶしにかかりました。安倍元首相は、投票日1週間前に京都に来て、「日米同盟は廃止、自衛隊は憲法違反、これが共産党の基本的な政策だ。その共産党の力を借りて立憲民主党が政権を握れば、日米同盟の信頼関係は失われてしまう」と共産党を攻撃し、野党分断を策しました。野党が肩を並べてこれに反撃することが十分ではなく、残念ながら日本共産党は後退しました。総選挙が終わり、今度は、メディアや連合の一部幹部も一緒になって、「自衛隊」「日米同盟」「天皇」「共産主義」などをテーマに、共産党とは相容れない、立憲民主党は共産党と手を切るべきと、攻撃を続けました。私たちは、「はてな」リーフを発行し、これに反撃しました。

 その反撃の途上で起こったのが、ロシアのウクライナ侵略でした。これを好機ととらえた自民党や維新の会は、「9条では国は守れない」「軍事費増を」「核抑止力の強化を」「専守防衛はもう古い」と大宣伝してきました。共産党を支持してくれる方でも、「共産党は理想論」「軍事費増はある程度やむを得ない」と答える人が少なくありませんでした。
 ところが、異常な物価高には無策なのに、軍事費は財源も示さずに倍増する岸田政権に対して、「平和も暮らしも壊す大軍拡反対」の私たちの訴えに耳を傾ける人も徐々に増えてきつつある。このように押し返す途上で公示を迎えた。

 これが、現局面の選挙情勢です。本日、ある全国紙が、共産党比例獲得議席予想を「3~5」と書きました。押し返しつつあるが、まだ「650万・10%」には届いていない。5議席取れるかどうかは、これからの奮闘にかかっていることの反映ではないでしょうか?


  *この選挙のもう一つの目標は、「比例代表での躍進の流れをつくりだすことを土台に」定数2の京都で、たけやまさいこさんの新議席を獲得することです。
 京都での昨年の総選挙比例票=政党間の力関係の出発点は、どうでしょうか?
 自民+公明は、451618票(38.95%)、立憲民主158980票(13.71%)、維新+国民326321(28.14%)に対し、日本共産党152865(13.18%)です。

 大切なことは、京都選挙区での各党の立ち位置、対決構図がどうなっているかです。
 「戦争か平和か」をめぐっては、自公と維新の戦争への道、「軍事費増」に反対し、「核抑止力」論の呪縛を解こうと呼びかけているのは、日本共産党のたけやまさんだけです。
 「暮らしと経済」をめぐっては、アベノミクスにしがみつき、新自由主義の道をひた走る自公と維新に対して、内部留保課税で中小企業を支援して賃上げをと具体的な提案をできるのは、企業献金と無縁な日本共産党のたけやまさいこさんだけです。
 「政治とカネ」の問題をめぐっては、「選挙買収」疑惑にまみれる自民党、「身を切る改革」と言いながら政党助成金を受け取る維新との対比で、日本共産党とたけやまさいこさんの優位性は明らかです。北陸新幹線延伸問題も同様です。また、国政でも、京都府政・京都市政でも、誠実に共闘をつらぬく日本共産党の優位性も明らかです。
 このことが浸透し始める中で公示日を迎えたというのが、実情ではないでしょうか?


先の宮津市議選で、共産党は過去最高の得票率で2名当選。一方、自民党は前回得票を77%に減らし、現職が落選しました。「自民支持者のうち比例投票先・自民は7割」(「産経」)、「衆院選で自民に投票した人のうち今回も自民は57.1%」(「共同」)という、公示目前の世論調査があります。物価対策でも、外交・防衛をめぐっても、保守の人々の中に、自民党への懸念と不安が生まれています。だから、自民党は初日から党首クラスが京都に入り、「京都はやばくなってきた」「98年(自民が落選)を思い起こせ」と必死です。

 維新の松井代表は「自民党をピリッとさせる」と言いますが、それは「改憲を急げ」「軍事費増を」「核共有を」と自民党の背中を押すことです。ところが、公示日・2日目と京都に張り付いた吉村副代表も選挙区候補も、そのことにはひと言も触れず、有権者を欺いています。左京区の修学院で維新のポスターを貼っている家の人が、共産党の後援会員に、「会社の関係者から頼まれて張っているが、防衛費GDP比2%とか、核共有とか、とんでもない」言い、右京区でも、維新のポスターを張っている人が、山田市議に「維新が核共有まで言っているとは知らなかった」と言って、共産党とたけやまさん支持を約束してくれました(京都民報26日号)。


今からの活動で、出発点の力関係を押し返し、たけやまさんで新しい議席を実現することは、十分可能です。党をつくって100年、いついかなる時も、自由と平和を貫いて頑張ってきました。この党の誇りと自覚にかけて、絶対に負けるわけにはいきません。
 みなさん、全国のお知り合いに、「比例は日本共産党」と広げてください。京都選挙区の対決構図をしっかり知らせ、たけやまさんへ支持を広げてください。
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