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活動と政策

2023.3.17 (金)

鈴木元氏の除名処分について

2023年3月16日 日本共産党京都府委員会常任委員会

 日本共産党京都府委員会常任委員会は、2023年3月15日、鈴木元氏の除名処分を決定し、3月16日、中央委員会がこれを承認し確定しました。鈴木氏は京都府委員会直属で、支部に所属していない党員であることから、府常任委員会での決定となったものです。除名処分の理由は以下のとおりです。

 (1)鈴木氏は、1月に出版した本のなかで、規約にもとづいて民主的に運営している党の姿をゆがめ、「およそ近代政党とは言い難い『個人独裁』的党運営」などとする事実無根の攻撃を書き連ねています。党幹部の人格を否定する「老害」という記述など、誹謗・中傷もおこなっています。さらに、鈴木氏は、本のなかで、日米安保条約の廃棄、自衛隊の段階的解消という党綱領にもとづく党の安保・自衛隊政策を否定し、党綱領の社会主義・共産主義論を否定するなど、わが党の綱領路線に対する全面的な攻撃を、党の外からおこなっています。

 (2)鈴木氏は、先に除名された松竹伸幸氏から、事実をゆがめて党を攻撃する松竹氏の本と「同じ時期に出た方が話題になりますよ」と執筆を急ぐよう働きかけられたのをうけて、「12月末までに大急ぎで仕上げた」ことを、わが党のききとりのなかで認めています。これは党攻撃のための分派活動の一翼をになったものと言わなければなりません。また、本のなかで、「党運営において多様な政治グループの存在を認める」よう主張し、党内に派閥をつくることを求めています。

 (3)こうした鈴木氏の一連の発言や行動は、党規約の「党内に派閥・分派はつくらない」(第3条4項)、「党の統一と団結に努力し、党に敵対する行為はおこなわない」(第5条2項)、「党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない」(第5条5項)という規定を踏みにじる重大な規律違反です。

 京都府委員会は、鈴木氏に対して、以上の事実をあげて重大な規律違反であることを明らかにし、ききとりをおこないましたが、鈴木氏は、その誤りを認めず、反省の態度を示しませんでした。

 以上の理由から、鈴木元氏を除名処分とするものです。

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