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活動と政策

2017.2.21 (火)

コラム 今年最初の大型選挙、北九市議選の教訓

 今年最初の大型選挙・北九州市議会議員選挙(1月29日投開票)について、岡野福岡県委員長インタビュー(「しんぶん赤旗」2月2日付)では、3つの点を教訓として紹介しています。  北九市議選は7選挙区・総定数57(定数4減)でたたかわれ、日本共産党は、7選挙区10人全員が当選、1議席増で過去最高の議席占有率17・54%となり、得票数、率も前進しました。  一方、公明党が2議席増となったものの、「国政とのパイプ」を訴えた自民党は現職2人が落選し、改選21議席から18議席に後退。維新は現職3人を含め7人の候補者全員が落選。安倍自公政権とその補完勢力に厳しい審判が下されました。  民進党は現状維持の7議席、社民党は1議席(1議席減)でした。  岡野県委員長は、選挙戦の教訓の第1に、「無駄な大型開発でなく、暮らし・福祉優先の市政へ転換を」「日本共産党を伸ばして市政を安倍政治の防波堤に」と訴え、争点を鮮明にしたことをあげています。  論戦では、「第三の関門海峡道路」(下関北九州道路)など無駄な大型開発推進と、介護保険料値上げなどの市民いじめに賛成してきた自民、公明、維新の「悪政3兄弟」を批判し、国保料の一世帯一万円引き下げ、中学卒業までの子ども医療費無料化などの政策は、「市予算の1%組替で可能」と訴えました。党市議団の子どもの医療費助成や学校の耐震化などでの実績も評価されました。  第2に、「野党共闘で政治を変える流れを北九州市から」がもう一つの争点になったことです。日本共産党大会で野党が手をつなぎあう姿をビラで紹介、「北九州市では、安倍政治に追随する市長提案に民進党や社民党が賛成しているのは残念。自公の悪政と対決する野党の本気度が問われています」と「事実に即した前向きの批判」を行い、「日本共産党が伸びてこそ野党共闘が前に進みます」「野党共闘の前進のために全国的意義を持つ選挙です」の訴えが共感を呼びました。  第3に、選挙に勝てる党の自力つくりを重視したことです。得票で最も伸びた小倉北・大石候補(前回比119%増)の地域では4年間で新入党員を114人迎え、八幡東選挙区では全党員が支持拡大に参加した支部が生まれた。また「今までやったことがないことに挑戦」の構えで、「全県協力新人浮上作戦」「18歳から40代の有権者への働きかけ作戦」「女性500人応援アピール作戦」「八幡東スリーサーティー作戦」(各30人参加、30分、30カ所街頭宣伝)などが探求されたと紹介されています。  「新しい時代」のなかで行われる、今後の総選挙や中間選挙でも、大いに参考にしていきたいと思います。
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