2017.5.22 (月)
プール・学童移設 住民の声反映して 大山崎町
住民投票求める直接請求署名進む
「大山崎の未来を考える会(準備会)」は、大山崎町立第二小学校(二山)のプールと学童保育「でっかいクラブ」移設の是非を問う住民投票を求める直接請求署名に取り組んでいます。11日には、学童保育連絡協議会の会議の場で署名を呼びかけました。署名をした「でっかいクラブ」関係者は、「現場の声が全く反映されていない」と憤り、「全国的にも珍しい専用の園庭がありますが、そこもつぶされてしまう。保育の質が低下するのは目にみえています」と話しました。
特別支援学級に通う4年生の子どもをもつ母親(45)は、学童が小学校の1階、教室に移転することで、支援学級の子どもたちが2階教室に移動することに不安を感じています。「今までとは違う環境になることで、子どもたちの精神的負担が出てくると思います。教育長は教育環境に『なんの支障もない』といいますが、絶対そんなことはない」と署名に応じました。
3年生の子どもを学童に通わせる母親(39)は、「保護者に対する説明もないし、そもそも理解を求めようともしていない」と怒りを露わにしました。「移設で問題があった時、町に『反対しなかっただろう』と言われたくない」と話し、署名しました。
乙訓郡大山崎町の「大山崎の未来を考える会(準備会)」は、大山崎町立第二小学校(二山)のプールと学童保育「でっかいクラブ」移設の是非を問う住民投票を求める直接請求署名に取り組んでいます。
(「京都民報」2017年5月21日付けより)