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活動と政策

2017.5.22 (月)

京都市美術館 寄贈モニュメント 「解体」工事を延期

市民・共産党が抗議 工事はいったん中止に

 京都市美術館(左京区)の敷地内に展示されている彫刻家・富樫実氏の寄贈モニュメント「空(くう)にかける階段’88─Ⅱ」を切断・「解体」して移設する工事をめぐり、市はこのほど、9日から開始した工事をいったん中止することを明らかにしました。
 市民や芸術家らは、「工事中止と作品の保存」を求めて、市議会へ陳情書を提出するなどの行動を重ねてきました。日本共産党市議団も工事に抗議する声明を発表。市の措置は、こうした活動や世論に押されたものです。
 市は、同陳情書が審議される24日の市議会文化環境委員会が終わるまでは、工事中止を決定。その後工事を再開し、移設工事完了は当初予定していた5月下旬が、6月上旬になると説明しています。
 市民グループ「京都市美術館問題を考える会」は陳情書をはじめ、市への緊急要請や同美術館前での宣伝を繰り返し実施。同市議団は声明で、「陳情書の審議がこれから予定されているにもかかわらず、審査を待たずに工事着工することは重大な議会軽視」と抗議していました。

20170521b 「解体」工事の中止を訴える市民ら(13日、市美術館前)

(「京都民報」2017年5月21日付けより)
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