2017.10.4 (水)
長岡京で議会招集権 20年ぶり
共産党伸びれば政治変わる 6氏全員当選
京都府長岡京市議選(定数24、立候補29人)が1日投開票され、日本共産党の、浜野利夫(68)、武山彩子(46)、小原明大(40)、住田初恵(67)=以上現=、二階堂恵子(64)、広垣栄治(40)=以上新=の6氏が全員当選し、20年ぶりとなる議会招集権を獲得しました。投票率が前回から0・79ポイント下がるなか、6氏が獲得した合計得票は前回比で101票減の6519票(得票率0・64ポイント減)。昨年の日本共産党の参院比例票比の1・12倍でした。
地元紙は日本共産党の全員当選について「定数24のうち4分の1を占めるため、今後発言力を強めそうだ」(京都新聞2日付)と書きました。
前回選で9人を推薦した自民党は、今回は公認1、推薦5の6人しか立てられず、得票率は前回選の33・34%から26・73%へと6・61ポイント減らしました(得票数1952票減)。獲得議席は6議席で日本共産党が自民党に並びました。地元紙は見出しで「保守系会派、3議席減」「後継擁立できず」(同)と強調しました。
共産党の6氏はそろって万歳。初当選した広垣さんは「ひたすら走った選挙でした。4年間で、子育て支援、とくに保育所増設で待機児童をなくす課題、学童保育の充実など、一生懸命がんばりたい」と決意を話しました。同じく初当選の二階堂さんは「介護施策やコミュニティーバスの充実に力を入れたい」と語りました。
堀川圭太・党乙訓地区委員長は「『道の駅より市民の暮らし』の訴えが有権者に届いた。6人を当選させた力で、衆院選で必ず日本共産党を躍進させよう」と力を込めました。
6人全員当選を喜び、総選挙勝利へ決意する(前列左から)浜野、住田、二階堂、武山、(後列左から)広垣、小原、金森とおる衆院京都3区予定候補、堀川の各氏
(「しんぶん赤旗」2017年10月3日付けより)