2017.10.4 (水)
長岡京市議会議員選挙の結果について
2017年10月2日
日本共産党乙訓地区委員会
10月1日投・開票の長岡京市議会議員選挙で日本共産党は6519票(得票率20.37%)を獲得。前回比で得票数で101票、得票率0.64%減らしましたが、新人2人を含む6人全員当選、20年ぶりの議席占有率1/4を占め議会招集権を獲得。参院比例票を12%前進させました。
乙訓地区内の同志・後援会員のみなさんをはじめ、全府あげての支援で6人全員当選を果たせました。昼夜をわかたぬ奮闘、ありがとうございました。
今回の選挙戦は定数24名に、現職16人、元職3人、新人10人の29名が立候補する多数激戦、激しい政党間・党派間闘争となりました。自民系は前回9人を推薦しましたが今回は6人(公認1、推薦5)しか擁立できず、6氏の合計票は8556票と前回より3123票減。公明党は3議席を維持しましたが得票は3598票で前回より16票減。民進系は1増をめざすも断念し前回と同数の4人(公認1、推薦3)で4776票(前回より150票増)。維新は初めて公認候補をたて1689票を獲得しました。
今回の市議選は、解散総選挙をめぐって安倍政権への怒りがわきあがるもとでの選挙でした。「安倍首相のやり方はひどい」。「安倍首相は本気で憲法を変えようとしている。必ず阻止して」。「今こそ共産党頑張って」とどこでも対話が弾み、安倍政権への怒り、都議選の躍進と自民党の大敗という政治的流れの特徴がくっきりと示された選挙でした。
市政問題では、「18億円の道の駅的施設より市民の暮らし優先に」との訴えが市民の切実な要求、願いとかみあい、党候補が掲げる政策に共感が広がりました。119人の待機児童の解消を求め「保育所増やして署名」の取りくみが子育て世代に共感を広げました。また、府内で2番目に高い国保料には「年間2億円あれば1万円引き下げができます」、208人の介護施設待機者にも「年金ではいれる介護制度の充実」、「バスの増便を求めるとりくみ、アンケート活動」など地域ごとに切実な要求を政策にして訴えたことに支持が広がりました。9月議会で、日本共産党議員団が「18億円の道の駅的施設」を農業・商業関係者の意見も聞かずに強引に進めようとしていることを徹底的に追及し「民間の参入がなければ撤回もありうる」との市長の答弁を引き出しました。4月の候補者発表以降すすめてきた日本共産党の取り組みが、選挙戦の論戦をリードしてきました。暮らしの要求は何も語れず、道の駅では言い訳、ダンマリを決め込む他党・他会派との違いが鮮明になる選挙にすることができました。
日本共産党が候補者発表から半年間、前回比1議席増をめざして攻勢的なたたかいを展開し、共産党の6議席獲得が選挙戦の争点になりました。そのことが今回の多数激戦の様相をつくりだしてきました。自民系無所属の現職3人が引退、加えて1/3をこえる新人立候補は、激烈な票の奪い合いと反共攻撃の激化を生み出しました。これを打ち破って、6人全員勝利をかちとったことは大きな意義をもつものです。
新しくなった6人の議員団で、10月10日公示、22日投票の衆院選挙は比例を軸に市民と野党の共闘を前進させ日本共産党躍進を必ず勝ち取り、3区・金森とおる必勝へ引き続き全力で奮闘します。今選挙戦の貴重な教訓を学び、京都府知事選、乙訓地域での首長選、町議・市議選など連続する選挙戦での勝利、いっせい地方選では、定数2での府会議席の奪還めざして奮闘する決意です。