2016.1.25 (月)
本田久美子さんとともに、市民の願いが実現する京都市政を
本田久美子さんとともに、市民の願いが実現する京都市政を
(1月24日に告示された京都市長選挙に本田久美子さんが立候補しました。出発式での、日本共産党の渡辺和俊京都府委員長の訴えです)
安倍首相は、施政方針演説で「安保法制施行の万全の準備」を表明しました。3月に戦争法が施行されれば、南スーダンでの「駆けつけ警護」などが動き出します。他でもない、桂駐屯地をはじめ、自衛隊員が殺し殺される危険が新たに生まれます。加えて安倍首相は、「憲法改正」の意欲を示しました。自民党改憲草案が第98条で想定する「緊急事態条項」は、内閣権限を強化して国民の権利を制限する、地方自治体に命令できる、つまり独裁政治に道を開くものです。今、沖縄で起こっていることが憲法の名によって強制できるということです。また、1月29日には、高浜原発再稼働が強行されようとしています。
今日の告示日を前に、新聞などで、候補者討論の機会が3回ありました。これらの重大な国政問題で、京都市長に求められる資質とは何か?このことが浮き彫りになりました。
本田久美子さんは、戦争法(安保法制)廃止、憲法改悪も原発再稼働も許さず、京都市民を代表して政府にハッキリモノを言うと、立候補の動機を語りました。一方、現職の市長は、何の見識も示しませんでした。現職陣営は、国の政治を語るのは「場違い」だと言っています。どうして、命と安全を脅かす問題を争点にするのが「場違い」なんですか!こんな市長には、もうお引き取り願おう。本田久美子さんの勝利で、京都初の女性憲法市長実現!戦争法廃止、憲法守れ、原発再稼働反対、このうねりを京都から起こしましょう。
候補者討論会で現市長は、市の職員を大幅に減らして財源をつくったと自慢しました。 確かに市長は、当選直後の2009年、市立の看護短大を廃止しました。こんなことをした市長は全国どこにもいません。身体障害者リハビリセンター附属病院を廃止しました。市営保育所の民間への移管をすすめています。加えて、京都市では、消防職員を福岡市並みに減らすと検討してきました。福岡市の消防職員の数は全国最低レベルです。要するに、減らしてきたのは市民の暮らしや安全に携わる職員です。国の政治は、何でもかんでも「官から民へ」と、暮らしや福祉、教育への公的責任を投げ捨ててきた。国のこの路線の優等生。これが現市長の2期8年だったのではないでしょうか。
「財源」を言うなら、高いゴミ袋を市民に買わせて年間12億円もの黒字。そのうち2.5億円を使って南部クリーンセンターに展望台をつくる。こんなムダをやめればいい。だいたい、これ以上の京都市内高速道路建設を中止に追い込み、税金のムダづかいをやめさせたのは、市民の力です。事故ばかり、役立たずでムダづかいのごみ焼却灰溶融施設を無理やり建設した市長と与党に対して、これをやめさせたのも市民の力でした。
京都市は、一般会計だけでも7千億円を超える予算規模です。市長がその気になって市民本位に予算を編成すれば、財源はつくれます。みなさん。本田久美子さんとともに、市民の願いが実現する京都市政を、ご一緒につくりましょう。日本共産党は、みなさんと力を合わせて最後までたたかいぬく決意です。