2020.1.23 (木)
日本共産党京都府委員会発行のビラを紹介します。
表面/市民が守ってきた景観。福山市長実現で次世代へ
これまで、京都の景観を守ってきたのは、市民の運動の力です。
高度成長期、現在の「哲学の道」に並行して流れる疎水分線を京都市が埋め立てて道路にしようとしました。これに住民が反対して市は計画を撤回、現在の「哲学の道」として再整備され、初夏にはホタルも舞う景勝地となりました。今も、「哲学の道保勝会」という住民のボランティア組織が、貴重な景観を守るために努力されています。
1980年代、「五山の送り火」で有名な大文字山にゴルフ場建設が計画されましたが、これも市民の反対運動で中止に追い込み、その後、京都市の「ゴルフ場規制要綱」がつくられて、市内のゴルフ場開発は実質不可能となりました。
1990年代には、鴨川の三条大橋と四条大橋の間に、鴨川の風情を壊す「フランス橋」を架ける計画が持ち上がりましたが、これも、市民の運動で阻止しました。
東山三十六峰には、関西電力の送電鉄塔が1本もなく、「蒲団着て 寝たる姿や 東山」と謳われてきた景観が保持されています。これも、1980年代に東山への送電鉄塔設置計画が持ち上がったときに、住民の運動と日本共産党市会議員団の提案で、仁王門通りから滋賀県の三井寺あたりまで送電線の地下化が実現したためです。
景観破壊は、市民の運動とともに、しばしば京都市長選挙の争点となって、食い止められてきたのです。このビラでも触れていますが、門川市政によって「無隣庵」近辺や、仁和寺門前に巨大ホテルが建設されようとしています。
福山和人市長実現で、京都の景観を守りましょう。
裏面/福山市長になれば、若者の情報を自衛隊には渡さない
若者が自衛隊に入るかどうかは、その人の職業選択の自由です。今、中東への自衛隊派遣など、自衛隊を海外で戦争する軍隊にしようとする安倍内閣が、地方自治体に自衛官募集に協力するよう圧力をかけています。これに真っ先に応えて、門川市長は、京都市民のうち18歳と22歳の若者全員の名簿を、本人には無断で自衛隊に提供しました。
「桜を見る会」の招待名簿は都合が悪いからと廃棄する自民党政府。一方、自民党主導の門川市政は、若者名簿を勝手に自衛隊に渡す。こんな政治は、もうやめにしませんか。そのためにも、市民と野党の共同が決定的に重要であり、そのことを精神科医の香山リカさん、フリージャーナリストの守田敏也さんが訴えています。