町民と日本共産党共同で保守の町長を支える
21日投開票の京都府大山崎町長選挙で、保守の立場に立つ前川光氏が、自民・公明両党など知事与党総がかりの現職を破って当選し、同時執行の町議選(定数12)でも前川氏を支えてたたかった日本共産党が1議席増の4議席を獲得したことに、志位和夫日本共産党委員長も自身のツィッターで「この勝利には新しい地方政治の未来を示す、格別の意味があります!」と投稿するなど、反響が広がりました。
本日付の「しんぶん赤旗」が全国面で前川町長へのインタビューを掲載しています。ここには志位氏が「新しい地方政治の未来を示す、格別の意味」と述べた内容が、前川氏自身の言葉でも語られています。曰く、「私は8年前まで自民党にいて、選挙では『保守政治家』とアピールしました。一方で、共産党とは、トップダウンの強引な町政運営に対して、ともに対決してきた信頼関係がありました」「相手側は、府知事が現職町長を応援しているとのポスターを張り出しましたが、『国、府とのパイプが強い』といったやり方は、結果として町民に通用しなかった」「(前町長が廃止しようとした公立保育所の)保護者の運動、草の根の活動、共産党の奮闘が新しい町政を求める流れをつくり、大きな組織に勝ったということです」と。そして、前川氏は、公立保育所存続の公約実現を約束するとともに、勝ったとはいえ「選挙の得票で見ると、有権者の3分の1しか理解を得られていない」と、全町民の代表にふさわしい謙虚な政治姿勢を示されています。
27日付の「産経」が、「共産『市民共闘』で勝利」「元自民党員と『合致』」との見出しを立て、「共産は現町政に異議を唱える市民団体と連携するなど、『市民共闘』を前面に出し、同時に行われた町議選でも善戦。同様の戦い方は4月の知事選でも成果をあげており、来春の統一地方選にも影響を与える可能性がある」と異例の後追い記事を掲載しています。
町民の運動が基礎にあって、保守も含む広い住民と日本共産党が共同してこれを支えれば、政治は変えられる。この大きな流れを京都でも全国でも広げるために、力を尽くします・・・・府委員長・渡辺和俊。