多様性と「本気の共闘」が野党の強み
3日の京都の憲法集会へのある野党からのメッセージの中に、「来年の参院選では野党比例統一名簿を」との主張がありました。
今、国政野党が一致しているのは、「参院1人区での一本化」です。国民の中に多様な意見・主張があり、違う意見や主張を尊重し合うことは民主主義社会の健全性を示すものです。政党も、国民の多様性を反映した社会的存在です。比例代表選挙は一票のムダもなく、国民の多様な意見・主張を素直に反映する民主主義的な選挙制度です。従って、比例代表選挙はそれぞれの政党がそれぞれの多様な政治的見解を大いに語って国民の多様な支持を集めれば良い。モノトーン化して多様性を失った自公との対比で、野党のこの多様性は強みとなるに違いありません。逆に、32の1人区では、野党が一本化しなければ自公に勝てません。
以上の理由から、野党は比例代表選挙と複数選挙区では独自候補を立て、競い合って自民党を落とすために頑張る。一方、1人区では豊かな共通公約を発展させるなど「本気の共闘」で野党が合意し、お互いが譲り合って一本化した候補者の当選のために全力でたたかう。このように参院選に臨むことこそ、「安倍政権を終わりにしたい」という多様な国民の期待に応える道だと確信します・・・・府委員長 渡辺和俊。